2007.11.11
地下にもぐる女
[ 「マイルドにしぬ」 ]
「マイルドにしぬ」の稽古が終わり、水野含む製作スタッフが片付けも終わって
「さて帰ろうか」と思ったその矢先、
「何これ!・・・・ぎゃー!!!」と水野の声。
何事かと思うと、水野が稽古場に『地下室』を見つけたのだ。
「見つけた」って、なんで今まで誰も気づいてないんだって話だが、
稽古場の床の一部に取っ手がついてて開けられるようになっているのに
今まで誰も気づかなかったのだ。
いや、正確には「気づかなかった」というより、気づいてたが、勝手に開けよう
と思わないのだ。そんな、なんだかわかんないとこは。
しかし、そこはさすがにプロペラ犬の猪突猛進部門担当水野美紀、
「何これ!」の後3秒であけてしまった。
そしたら、地下に深さ4~5メートルはありそうな地下室があって。
一体それまで何に使ってたのか全くわからない、ただがらんとした地下室。
ボイラー室のような雰囲気だが、何もない、ただの空間。
こう書くとわかりやすいと思うが、廃ビルや廃病院の空気がする。
覗き込んだだけで「何か良くないものに憑かれる」ような感じがする、そんな地下室だ。
みんなで覗き込んで「うわー、なんだろねー」「怖いねー」などと言ってたら、
「あたし、降りてみる」と水野はさっさと降り出した。
結構な深さ、しかも中は真っ暗。普通降りない。でも降りる水野。
他の誰も下りようとしないのに。
なんだろう、このフロンティアスピリット。
ちなみに、「階段を下りるとき、4段目あたりで背中がヒヤッとした」
と言っていた。生ビールを飲みながら。牛スジ煮込みを食べながら。
「あー、今日は疲れたし、たくさん寝れる」と言っていた。
きっとぐーぐー寝るだろう。鼻ちょうちんでも出しながら。地下室のことは
完璧に忘れてしまって。
フロンティアスピリットの前に、怪奇地下室は単なる遊び場である。
水野美紀、おそるべし。
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