2008.02.29
[ 「マイルドにしぬ」 ]
以前もお知らせしたとおり、3月4日(火)からシアターテレビジョンにて
プロペラ犬旗揚げ公演「マイルドにしぬ」がオンエアされます。
3月の間、12~3回オンエアされるのかな?
んなわけで、久々に「マイルドにしぬ」の舞台写真から一枚。
水野美紀が、こう、なんか、出てこようとしてますが。
そこらへんはオンエアでご確認を。
ちなみにこれ、「舞台に魅せられた女優たち」という3月の企画の一環だそうで。
今、シアテレさんのHP行くと水野のキテレツな予告編が見れたりします。
さて、シアテレのHPにも必ず
「演劇ユニットを自らの手で立ち上げてしまった水野美紀」と書いてあるのですが。
なんつーか、ある種暴挙というか、事故すれすれというか、見せパンではないパンツが
見えてしまったというか。最後のよくわかんないけど。
ただ、独立後の水野美紀の仕事のチョイスの流れを考えると、
これは暴挙でも事故でもましてやパンチラでもなく、必然としかいいようがなく。
まずは「いただいた脚本を読んで、興味があったらお受けする」。
さらに進んで「やりたいことは、自分たちで(小さくても)城を築いて実現させる」。
しかし、このシンプルさを現在のこの世界で貫き通すことは本当に難しく。
それ相応のリスクを背負う覚悟と、強靭かつ軽やかな鎧を身に着けていないと、
あっと言う間にズタボロになってしまうわけで。
シンプルなことほど難しく、折れやすい。
きっとこれはこの世界だけでなく、
これはたぶんどの仕事でもそうだと思うのですが。
幸い、「マイルドにしぬ」は観劇いただいたお客様からは
「水野美紀はこれがやりたかったのか!!!なんだか生き生きしてる!」
とご好評をいただけました。ありがたいことです。
シンプルに「やりたいことをやってみよう」と立ち上げました。
シンプルに、嬉しいです。
今回の公演は、今のところ(というか、将来的にもほぼ確実に)DVDにはならない、と
思います。
水野的には出す気満々、DVDでもスパッツ全開永久保存上等、の姿勢だったのですが、
なんかこう、いろいろあるんですよ。使用している音楽の、あれがどうとかこれがどうとか。
ですので、ぜひこの機会にご覧いただけたらと水野ともども思っています。
お気に召すかどうかはなんとも言えませんが、
野に放たれた水野美紀の本性は、話のたねに一見の価値あり、と思います。
2008.02.27
[ ひみつ集会 ]
昨日は「プロペラ犬ひみつ集会VOL7」。
劇団✧新感線のいのうえひでのりさんをお客様にお迎えして、
いつもながら超満員のお客様と共にお送りしたわけですが。
いつもは大体1時間45分くらいなのですが、今回は初の2時間超え!
なんせ「アテルイ」「アカドクロ」出演当時の水野美紀のオモロ話も
いろいろありますので、いつもの企画に行く前にすでにお腹一杯。
しかも今回は、演劇を「作る側」からの目線による興味深いお話もいろいろ
ありまして、ためになる上にオモロイ、という栄養価の高い2時間。
で、いつもはゲストの方と二人でやる「初見リーディングドラマ」、今回は
水野が初見で一人語り、いのうえさんも初見で脚本を見ながら水野にダメだし&
その都度やり直し・・・という形で。
なんつっても初見、つまりその場で初めて脚本を見るんでダメだしも何も無いわけですが、
いのうえさんが水野で遊ぶ遊ぶ&時間が延びる延びる。
で、実はこのとき楠野さん、必死に尿意と闘っておりました。
いつもイベントの最中はブースに貼り付いて音楽を出したりいろいろやっているのですが、
途中からとめどない尿意の波状攻撃。
他のコーナーなら途中でトイレに行っても大丈夫なのですが、今回はとくに
いのうえさんのだめ出しにあわせて音楽をカットアウトしたりカットインしたり、全部
見ながらやってたので、一刻たりともブースを離れられない!
ぼ、膀胱が!膀胱が!ぱんぱん!バランスボールみたいになってるぅ!!!
必死に心を無にして耐える楠野さん。ひたすら無。膀胱なんてなかったことにする
ぐらいの無の境地。
で、まあ、終盤、割と早めに終わったのでなんとかかんとか危機的状況は回避。
それにしても、漏らしてたら、どうしてたかなぁ。
笑ってくんないだろーなぁ、水野。プロペラ犬解散されちゃったかも。
ふう。よかった。ビバ膀胱。
んな感じで、内容にほとんど触れぬまま、膀胱メーンで書いてしまってますが、
詳しい内容に関しては、いつもどおり「ひみつ」ってことでモヤモヤにしておきます。
とりあえずアクション映画好きなら
「必殺4」と「柳生武芸帖」を見るべし、いろんな意味で・・・というのがいのうえさん
からのお言葉、ということだけは書き記しておきましょう。
※ ※ ※ ※
プロペラ犬脚本家・楠野一郎へのお仕事のご依頼、
お仕事関係のお問い合わせはこちらのジョブコンタクトから!
2008.02.27
[ ひみつ集会 ]
月イチプロペラ犬ひみつ集会VOL7、さきほど無事終了しました!
劇団✧新感線のいのうえひでのりさんがお客様、ということでいつもの
初見リーディングドラマも今回のみの特別企画だったんですが、
なんだかんだと今までで最長のボリュームたっぷり集会と相成りました。
で、これもいつもの通り終了後にいのうえさん、水野も入れて打ち上げ・・・
楽しっ!
すみません、これが楽しくて毎月やってるとこ若干あります。
まずはご報告まで。
詳しくはまた明日!
2008.02.25
[ 「マイルドにしぬ」 ]
シアターテレビジョンでの「マイルドにしぬ」オンエア日程が決まりました!
ニュース欄にくわしく載せてますので、詳しくはそちらを見ていただくとして。
3月いっぱい、繰り返し何度もオンエアされますので
飽きるまでメロ様やら小池やら湖のバカやらお楽しみください。
ちなみに「舞台に魅せられた女優たち」という3月の特集の一環とのことで、
他に坂井真紀ちゃんの「ゆらめき」(ペンギンプルペイルパイルズ)等、
水野にゆかりあり&面白い舞台もオンエアされるようです。
2008.02.25
[ 映画 ]
「口裂け女2」が公開されるそうだ。
全然知らなかった。3月22日公開、ってことは目の前なのに。
とはいっても、「2」のほうは水野美紀とはまーったく関係ないらしい。
ちなみに、1作目の「口裂け女」の特殊メイクを担当した中田さんは、「マイルドにしぬ」
でも特殊効果を担当してくださっている。
指とか、腸とか、耳とか、血がばーっ、とか、あそこらへんのことだ。
中田さんは「アカドクロ」などの舞台でも特殊効果を請け負っているその道の
エキスパートで、うちもとても助けていただいた。
実は、「マイルドにしぬ」をやる話になってすぐぐらいに「口裂け」の撮影に入り、
水野がたまたま現場で会った中田さんに速攻で脚本を渡してオファーしたのだ。
こーゆーのが縁なのだなぁと思うし、水野の動きの速さも頼もしい。
大体、「口裂け」自体、もともと水野が、出演オファーに対して
「どうせやるなら口裂け女役で・・・」
と、自ら口裂けた役。
(すでにいくつかの記事に出ていますが、当初は他の役でオファーされていたらしい)
口裂け女役じゃなかったら、たぶん現場で中田さんに会うこともなかったわけで、
そこらへん、引きが強いというより、自分の意思で動いた結果、引き寄せたといえる。
人生、なんでもやってみるもんだ。
と、普通にまとめる。
※ ※ ※
プロペラ犬グッズ通販のお知らせです!
水野がつけてるのは、
今回劇場で発売された缶バッジ、「かーぶまん」と「かーぶまん(怒)」。
もちろんこの缶バッジ二点とも、水野美紀画伯の手によるもの。
「マイルドにしぬ」のパンフの一番目立つところに登場したのに、
結局本編の芝居の中で全く触れられぬままに終わったという謎すぎるキャラクター、
「かーぶまん」の缶バッジ。拡大するとこんな感じです。
そしてもうひとつ、こちらも水野美紀デザインによるプロペラ犬オリジナルTシャツ!
LサイズとSサイズは売り切れてしまい、残りはMサイズのみ。
こちらは色が二色。エンジとグレー、となってます。
このTシャツと、缶バッジニ点をセットにして3000円(税込み)+郵送料で販売いたします!
かーぶまん缶バッジに関してはたぶんこの在庫を売り切ったら最後になると思います。
劇場に足を運ぶことができなかった方、この機会にぜひ。
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こちらから詳細、お返事いたします!
2008.02.24
[ プロペラ犬制作秘話 ]
水野と第二回公演および旗揚げ公演の残務に関する打ち合わせ。
あの件は今こーなってるとか、この件がこんな感じだけどどうしようとか、まああれこれ。
あと、今度シアターテレビジョンでオンエアされる「マイルドにしぬ」の頭にくっつく
水野美紀と私、楠野さんの対談(インタビュー?)映像のチェック。
見ていただけるとわかりますが、楠野さんがとっても挙動不審です。
昼公演と夜公演の間に収録したんだけど、堂々とした空気感を漂わせている
水野に比べ、まあ楠野さんのキョドってること。TVとか映っちゃだめですよこの人。
本番前の客席に並んで座り、
シアテレの演出の方に「お二人だけで話している感じで」と本番前に指示を受けたので、
楠野さん的には極力、水野のほうを向いて喋っているのだが、
水野はほとんどこっちを見ずに、カメラのほう(正面)を向いて喋っているので、
ほとんど視線が交わされない。なんだこれ。ある意味シュール。
TV的には水野のほうが正しくて、楠野さんももう少し「基本、カメラのほうを見ながら、
たまに水野のほうを向く」って感じで喋ればいいのだけど、
カメラのほうを向くとあがってしまうのだ。あくまで作る側の人なので。
見所は、なぜか本番用のヅラをかぶったまま普通の顔で喋っている水野に対して
誰も何もつっこまないままなので「これはツッコミ待ちなんだろうな」と思った楠野さんが
「これ、ヅラですよね」と突っ込んだら
「ええ」
と、水野にさらっと流されてしまったところか。
楠野さん、心の中では
「えー!流されたー!」と思って軽く凹んでます。
2008.02.22
[ 日々のあれこれ ]
昨日、犬の話を書いた流れでふと思ったのだけど。
「プロペラ犬」って言いながら、実は楠野さんは犬を飼ったことがない。
水野家には昔から必ず犬がいたそうで、ある種「家族の一員」的存在だそうだ。
水野本人もことのほか犬が好きで、サードファクトリーさんのブログにも書いてあったけど、
そこらに犬がてけてけ歩いていると、必ず「わ~」と寄って行く。
で、かたや楠野さんはどっちかつーと、というか完全に「猫派」だ。
犬が可愛いのは十分にわかっている。歩けばテケテケいうし、もさもさしてるし。
しかし、どーも犬がずっと近くにいると疲れちゃいそうなのだ。
だって、ぐいぐいなついてくるでしょ。犬。
んで、誰にでも尻尾ふるでしょ。頭撫でたら、ぶんぶんって。
どーも、気後れしちゃうのだ。犬の前のめりなポジティブさに対して。
「いや、いいっすよ、そんな、俺なんかに尻尾ふらなくて。さ、足崩してください」って感じ。
猫はその点、気まぐれだ。まあーなつきゃしない。
しかし、水野がそこらで犬を見ると近寄っていくのと同じように、
楠野さんは道端に猫がいると、必ず近寄っていってしまう。
で、「にゃー」って、猫どっか行っちゃう。
寂しい。
しかし、それが猫なのだ。それでいいのだ。
そういえば、以前住んでたマンション(1階)の部屋で、窓を開けっぱなしにしてたら、
どっかの飼い猫(たぶん、野良ではない)が勝手に部屋に入ってきて、いついてしまった
ことがあった。
夏だったので、窓を開けておくと勝手に入ってきて、適当にぶらぶらしてる。
で、小皿に牛乳など入れておいておくと、ぺろぺろ舐めてる。
その隙を見て、後ろからがばっと捕まえると、(デブ猫で、動きが曙並み)
「ふにー」とか言いつつ、なんとなく背中を撫でられてる。
で、撫でるのにあきてほっておくと、またいつの間にかどっかに行ってしまう。
翌日も、窓の外から「にゃー」ってそいつの声が聞こえてきて、窓を開けてやると
恐らく牛乳目当てで入ってきて、別に何するわけでなくうろうろしてる。
こっちも、猫にかまわずパソコンのキーを叩いている。
そんな関係が、引っ越すまで半年ぐらい続いた。
犬相手ではまずありえない、なんともいえない距離間の関係が気持ちよかった。
やっぱり猫が好き。
しかし、犬の写真とか絵とかは好きだ。
必要以上になつかれることを恐れず、ただただ可愛さを堪能できる。
ちなみに、楠野さんは「犬の絵を書いてくれ」と言われると、こうなる。
↓
昔からこうだが、いかがなものか。
2008.02.21
[ 「マイルドにしぬ」 ]
久々に「マイルドにしぬ」より、犬のぬいぐるみ。
こないだ、「マイルドにしぬ」のシアターテレビジョン用映像をチェックしていたとき、
ふと、この犬の行方が気になった。
基本、舞台で使った小道具や衣装などは水野が自宅に持って帰って保管しており、
たぶんこいつも水野家にあるんだろうなというのはわかっていたが、
ふっと行方が心配になって聞いてみた。
今は、水野家の愛犬ネロの遊び相手になっているらしい。
「遊び相手」というか、想像するに遊ばれっぱなしなのだろう。
寝技十段の柔術家にスパーリングでやりたい放題されてる小学生並みの
遊ばれぶりだろう。
たぶん、くっちゃくっちゃにされている。唾液とか、なんか犬汁で。
実はこの犬、もともと演出の入江さんが自宅から持ってきたもので、
(本番で使用したのは、それと同じのを買ってきた)
もともと「犬が遊ぶ用のぬいぐるみ」なのだ。つまり、舞台を経て本来の仕事に
戻っているということだ。
舞台の上でスポットライトを浴びたあの日のことを思い出に持ちつつ、
ネロ様の従順な遊び相手になってあげてほしい。それはそれでいい生涯だ。
あ、そういえばこの話は水野がちょこちょこインタビューとかで話してることなのだけど・・
愛犬「ネロ」の命名の理由は、水野が当時「マトリックス」を見て感動してた時期で。
犬の名前をつけるとき、
ネオのことを「ネロ」だと思ってて、うっかり「ネロ」にしてしまったらしい。
なんというか、水野美紀のざっくり加減を表す、いいエピソードではないかと思う。
まあ、「うっかり」や「ざっくり」ははまだいい。
楠野家で子供の頃飼っていた黄色いインコのことを、
姉は「黄ばみ」と名づけていた。
黄ばみって。
黄ばみって。
そんな名前って。
※ ※ ※
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2008.02.19
[ 映画 ]
大体、映画を見るときはチケット(前売り券)を買っていくことにしている。
単純な話、当日券より若干安いからだ。安いのは好きだ。
で、こないだ、ナタリー・ポートマンとダスティン・ホフマンの映画
「マゴリアムおじさんと不思議なおもちゃ屋」の前売り券を買いに行った。
買う前にちらりと頭をよぎる不安。タイトルが長い、加えて若干口に出すのがはずい。
映画のチケットを買うときに、たまにある不安である。
しかし、例えば「スゥイーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」だとしたら、
「スゥイーニー・トッド1枚ください」で事足りる。悪魔とか理髪師とか言わなくても。
しかししかし、「マゴリアムおじさんと不思議なおもちゃ屋」を「マゴリアムおじさん」と
略しても、なんというか、若干の恥ずかしさを拭うことはできない。
主に恥ずかしさの原因は「マゴリアムおじさん」のパートにあるのだ。
「マゴリアムおじさん1枚ください」
うーん、言えない。はずい。
しかも、マゴリアムなんつー耳慣れない名前は、噛む可能性が大いにある。
噛むのは嫌だ。恥ずかしさを増幅させる。
楠野さんは何度か心の中で「マゴリアム・・・マゴリアム・・・」と復唱し、意を決して言った。
楠野「マゴリアムおじさんと不思議なおもちゃ屋、1枚ください」
店員「はい、不思議なおもちゃ一枚ですね」
「マゴリアムおじさん」言えよ!!!!
俺だけに恥ずかしい思いをさせて、おまえは逃げるのか!店員!
楠野さんは今、心のフルチンなんだぞ!おまえは厚着か!
これと同様のパターンは、レストランや居酒屋でもある。
楠野「気まぐれシェフのスタミナたっぷりポパイほうれん草サラダください」
店員「はい、ほうれん草サラダですね」
わー!!!こらー!!!いろいろー!!!
ちなみに、逆に「あえて口に出して言いたいメニュー」もある。
楠野さん的には「鳥わさ」がかっこいいと思うのだが、どうか。
※ ※ ※ ※
水野美紀×いのうえひでのり(劇団✧新感線主宰兼演出家)
「プロペラ犬ひみつ集会VOL7」の参加申し込みは20日が締め切りです!
詳細、および申し込みはこちらから!
2008.02.18
[ ひみつ集会 ]
昨日のブログでのお知らせどおり、2月26日(火)のひみつ集会は
劇団✧新感線の主宰兼演出家・いのうえひでのりさんがお客様!
水野美紀×いのうえひでのり氏、という組み合わせであるからには当然、
演劇の話(アテルイ、アカドクロ関係の裏話等)はアリとして、アクション映画の
あれやこれやの話も聞けそうです。いやマジで、作る側が一番楽しみ。
詳細、および申し込みはこちらから、ということで。
20日までにお申し込みを!
いのうえさんと映画というと、「映画秘宝」で、
久々に「オールタイムBEST10」の企画があって、
いのうえさんもアンケートに答えてらっしゃった。
なんだか半分近く楠野さんの「心のBEST10」と一緒だった。でへ。
『大脱走』『エイリアン2』『スターウォーズ』に『ダイ・ハード』。
ちなみに楠野さんのあと6本は何かと言うと、
『バットマン・リターンズ』
『アイアン・ジャイアント』
『遠い空の向こうに』
『モンティ・パイソン アンド・ナウ』
『スティング』
そして別格
『シザーハンズ』。
誰も聞いてくれないので、書いてみた。とりあえず今の気分で。
改めて見るに、そこらの中二よりも中二っぽくてどうなのかとわれながら思う。
ああ、スティーブ・マーティンの『二つの頭脳を持つ男』も入れたいよ。ごめんマーティン。
あ、「ジョーズ」が・・・てかスピルバーグが一個も入って無いじゃん!すまぬスピ!
「少林サッカー」も「ショーン・オブ・ザ・デッド」も「遊星からの物体X」も・・・
切りが無い。でも楽しい。
水野と映画の話をしてて、生涯ベスト映画って何なわけ?とか
聞いても、あんま食いついてこない。
こーゆーので盛り上がれるのはもしかして男だけなのか。
「プロ野球歴代ベストナイン」とか「U2のマイベストアルバムを選曲するなら」とか、
酒が無くても楽勝で朝まで話せる。
過去の思い出を統計立てて頭の中に整理しておくのが好きなのかも。男は。
女の人は、がんがん過去を燃料にしてぶるんぶるん前に進む感じがする。
※ ※ ※ ※
プロペラ犬脚本家・楠野一郎へのお仕事のご依頼、
お仕事関係のお問い合わせはこちらのジョブコンタクトから!
2008.02.16
[ ひみつ集会 ]
緊急速報!
2月26日(火)の「プロペラ犬ひみつ集会」が決定しました!
今回のお客様は、初の「演劇を作る側」から・・・しかもスーパースペシャルクラス!
劇団✧新感線の主宰にして演出家兼作家・いのうえひでのりさんです!
昨日、水野からメールで来た「嬉しい報告」とはまさにこのことで。
「いのうえさんOKだって!」とのメール。
今まで基本、演劇界から役者さんをお客様にお迎えしてきたのですが、
ふっと「いのうえさん、プロペラ犬も見に来てくださったし、出てくれないかな・・・」と思いつき。
いや、単純に、すっごい話を聞きたいじゃないですか。
「アテルイ」「アカドクロ」以来の仲である水野がダメもとでオファーしてみたところ、
あっさりOKとのお返事!
ビバ!水野美紀交渉術!
てなわけで、いのうえひでのり×水野美紀のこゆいトークが50人で独占できる、という
破格の夜と相成りました。
まあ毎回、ふと振り返ると破格っぷりもはなはだしいのですが、なんせ水野美紀を
舞台の魔力に引きずり込んだ張本人ですからね、いのうえさん。
数年を経て、「プロペラ犬」なんつーものを作ってしまった、その原因を辿れば、そこには
さん然と「いのうえ演出」が光り輝いている!
なんだったら、いのうえさんの銅像を作って、校舎に建てておいてもいいじゃないですか。
いいじゃないですか、って言われても。
で、おなじみ「初見リーディングドラマ」に関してても、今回は「特別ルール」を
設けた上で挙行します!こちらもお楽しみに。
現在、こちらから参加者募集中ですのでお早めにお申し込みください!
今回も早い者勝ちではなく、抽選とさせていただきます。
お早めにご応募&当選結果のチェックをお忘れなきよう、よろしくお願いします!
詳細もこちらからご確認を!
2008.02.16
[ 日々のあれこれ ]
青山円形劇場に「ウラノス」を見に行った。
んで、行ってみると、なんと席が最前列だった。
たぶん、最前列で舞台を見るのは初めてじゃないかと思う。
お芝居が始まり、自分と舞台を隔てるものは何も無い。
いきなり舞台に上がって「うっぴょっぴょ~」と叫びながら走り回ることも、
物理的にはおおいに可能だ。
物理的にはおおいに可能だが、倫理的にはおおいに許しがたい。だからやらない。
で、とてもおとなしく見てたら、膝の上に置いといたダウンのポケットから
「ちゃりーん」と100円玉が1個落ちてしまった。
静かなシーンで。
うひー。ただの最前列ならまだいいが、ここは円形劇場。最前列のお客は、自然と
反対側の客席から丸見えなのだ。「あいつなんか落とした」が丸見え。
はずい。それより何よりお客さんにも役者さんにも申し訳ない。
映画館や劇場での楠野さんは、本当に模範的な態度の観客である。
携帯電話の電源チェックは必ず二回やる。
くちゃくちゃうるさいビニール袋のたぐいは、手に持たず、椅子の下に置く。
手に持ってると、動くたびにくしゅくしゅ音がする可能性を秘めているからだ。
静かなシーンでお腹が「ぐー」といわないように、大体何かをお腹に入れてから見る。
そうやって、自分から発生する可能性のあるノイズを、極力排除する。
だがしかし、そんな日々の行いの積み重ねも、今日の「ちゃりーん」で台無しだ。
リセットだ。演劇仙人に「出直してくるのじゃ!」と木の棒で背中をぐいぐいされてしまう。
演劇仙人、ごめんなさい。ぐいぐいはやめて。
※ ※ ※ ※
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2008.02.15
[ プロペラ犬のなかまたち ]
紀伊国屋ホールに舞台を見に行ったら、帰りの電車の中で隣に立っていた人に
「楠野さん?」と。
「ん?」と振り返ってみたところ、なんとペンギンプルペイルパイルズの玉置孝匡さん!
なんたる偶然!たまたま同じ舞台を見に行き(これはありうる)
同じ日の同じ回で(これもありかな)
帰りに同じ電車に乗り(これは難しい)
同じ車両で(うわー!)
隣の席に立っていた!(軽い奇跡!)
プロペラ犬的に言うと、記念すべき第一回ひみつ集会のお客様。
大体、私こと楠野さんがペンギンプルペイルパイルズを見るようになったのは、
水野から「玉置さんって、すごく面白い俳優さんがいるんだよ」って言われて
奨められたのがきっかけだった。たしか4年ぐらい前で、以来、ペンギンの
公演は毎回拝見させてもらっている。
水野はその後、「ワンマン・ショー」で待望の舞台の上での共演も実現させた。
「面白さ」と「不可思議さ」がきちんと同居している、とても好きな役者さんだ。
んで、渋谷駅で降り、ラーメン食べながら軽く一杯。
こういう偶然の出会いは、とてもテンションが高くなる。
しかも、舞台を見たばっかなので、いろいろ喋りたくてしょうがないことが多かったのだ。
見に来てくださった「マイルドにしぬ」の感想も聞けたし。
時間さえ許せばもっとがっつり飲みたかったが、今晩中にやらなければ
いけないことが数件あり、今日はあくまで軽めに。
店を出た後、携帯で写真を撮り合う男二人。
お互いに「ブログに書きましょー」と言いつつ、渋谷駅でニコニコと別れた。
楽しかった。
それにしても、こういうのが縁なのかなぁ、と思う。
大体、舞台を見た後、新宿駅で電車に乗ろうと思ったら水野からメールがあり、
その電車に乗らず、携帯を開いたのだ。
プロペラ犬に関するとても嬉しい報告ごとのメールで(それに関してはまた後日)
「やった!」と思いつつ、その件に関する電話をちょっとして、水野にメールを返して、
2本あとの電車に乗ったところ、たまたまその車両の、隣に玉置さんが立ってたのだ。
そのメールが来てなかったらさっさと電車に乗ってたし、
そのメールがすごく嬉しいことじゃなかったら、「まあ、後でいいか」と
1本後の電車に乗ってただろうし。
どちらにせよ、玉置さんには会ってなかったわけで。
なんだかニコニコだ。ニコニコがニコニコを呼んだのだ。
いい知らせを送ってくれた水野にも大感謝だ。
プロペラ犬を始めてよかった、と実感するのは、実はこんなちょっとした日常のこと
だったりする。
ほくほく。
※ ※ ※ ※
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2008.02.13
[ プロペラ犬制作秘話 ]
水野と第二回公演に関して電話でちょこちょこ打ち合わせ。
懸案事項がいくつかあり、何度かこまごまとやりとり。
水野の電話口から聞こえるノイズが、たぶんスタジオの片隅っぽく、
相変わらず何かの収録の合間を割いてあれこれとプロペラ犬関係のことを
こなしているようだ。
相方ながら、ありがたやと思う。
何かいいオチは無いかと思って書き出したが、特にオチがない。
これ以上の展開も無い。
何か面白いことを思いつこう。オチをつけるのだ。
思いつかない。寝る。明日は娘の授業参観なのだ。早く起きなければ。
早朝野球もある。4番でピッチャーなのだから、俺が行かないと始まらない。
はっ。俺は独身だ。娘はもちろん、結婚などしたこともない。しかも驚くべきことに、
早朝野球なんて予定もない。中学以来、バットにも触れてない。
これではオチではない、ただのウソだ。しかも意味がわからない。
うーん。ま、いいか。
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水野がつけてるのは、
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もちろんこの缶バッジ二点とも、水野美紀画伯の手によるもの。
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2008.02.12
[ 映画 ]
俳優のロイ・シャイダーが亡くなった。なんだか寂しい。
ロイ・シャイダーといえば、「ブルーサンダー」もいいが、やっぱり「ジョーズ」の
ブロディ署長、ということになるだろう。
今更くだくだと語るまでも無く、「ジョーズ」は映画史上でも最も面白い映画の一つ
だと思う。てかベスト1だろ、という人がいても全く不思議ではない。むしろそんな人とは
一晩中映画の話ができそうだ。
とはいうものの、実は「ジョーズ」はリアルタイムで見ていない。
日本で公開されたときは8歳。
初めて映画館に親と一緒に見に行った洋画が2年後の「未知との遭遇」で、
さらに「スターウォーズ」で完全に脳髄をやられてしまった、恥ずかしいぐらいの
「スピルバーグ&ルーカス直撃世代」なのだが、8歳の頃はとてもとても「ジョーズ」なんて見れなかった。
字幕が読めなかったからではない。
怖い映画が本当にダメだったのだ。
6歳ぐらいのとき、世間はオカルト映画ブームで、おっかない映画が毎週毎週
公開されていた。てか、「オカルト映画」というよりは「怖い映画ブーム」。
心霊もの、殺人鬼もの、ゾンビもの、悪魔物、全てひっくるめて今でいう「ホラー映画」
みたいなくくりとして「オカルト映画」と呼ばれていた気がする。
今でも鮮烈に覚えていることがある。
たぶん6歳か7歳のとき。
うちの亡くなった祖母が、「悪魔のいけにえ」を映画館で見てきた。
電動のこぎりを持った、とんでもなくおっかない男が主人公たちを追いかけてくる話らしい、
ということは何となく知っていた。当時はちょくちょく映画のCMも流れてたし。
で、少年(てか幼年)楠野さんは、恐る恐るおばあちゃんに聞いた。
楠野「悪魔のいけにえ、最後、どうなるの?」
祖母「みんな殺されちゃうんだよ、一人を残して」
楠野「・・・その一人はどうなるの?」
祖母「その人もね、逃げるんだけど、頭が変になっちゃうんだよ」
楠野「・・・うそだ!うそでしょ、そんなことないよね?」
祖母「ううん、頭が変になっちゃうんだよ・・・」
楠野「うそだ!そんなわけない!うそでしょ?ねえ、うそでしょ!!!ねえ!!!!!うわーん!!」
・・・泣いた。
それまで見てきたTVのヒーローものでは、どんなに怖い怪人が現れても、最後には
ヒーローが現れて、やっつけてくれた。「正義は勝つ」これが少年楠野くんの心のよりどころだった。
しかし、「悪魔のいけにえ」では、みんな惨殺されたあげく、最後に残った人も、とても
ハッピーエンドとは言いがたい結末を迎えるらしい。
「正義は勝つとは限らない」
これを知ってしまったことが、ものすごく怖かったのだ。
今にして思えば、祖母も、6歳の子供の質問にもう少し気を利かせて答えてくれれば
よかったのだが。おかげですっかりトラウマだ。
本物の「悪魔のいけにえ」を見ていないが故に、頭の中で必要以上におっかないイメージ
がどす黒く広がり、こびりついた。
以来、十年ぐらいホラー映画が見れなくなった。
「ゾンビ」も「悪魔のいけにえ」も「シャイニング」も、その他ありとあらゆるホラー映画を
リアルタイムで見れる世代でありながら、結局だいぶ後にビデオで見た。
「悪魔のいけにえ」を見たのは、かなり多くのホラー映画を克服した後、
たぶん20歳を超えていたと思う。
「ゾンビ」を克服し、「エクソシスト」を乗り越え、最後に残った「トラウマとの対決」が
「悪魔のいけにえ鑑賞」だった。
ビデオで見た。
20歳でも怖かった。
あんまり怖くて、途中で一回ビデオを「ポーズ」にした。
「へっ、おまえなんて、俺の手の中のリモコンで操っているのさ!」と確認したかったのだ。
画面の中で起きていることが作り事であるとしっかり確認することで、なんとか楠野さんは
最後までしっかり見切ることができた。
「勝った」と思った。勝ったぞ、レザーフェイスに。心の中でロッキーのラストに流れるあの
音楽が高らかに流れた。
「エイドリアーン!!」叫びはしなかったが、魂はこう叫んでいた。
「おばあちゃーん!!」
今、ホラー映画を好んで見に行き、ゾンビものの脚本とか書いてる自分を
6歳の楠野少年が見たら、なんと言うだろうか。
「28週後・・・」なんて見たら、楠野少年は冒頭5分で盛大に泡を吹くに違いない。
怖さで死ぬ可能性もある。死因=「怖かったから」。十分ありえる。
ある種の映画は、人の人生を変える。
そう思うだけで、すごくドキドキできる。
※ ※ ※ ※
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2008.02.11
[ アクション研究会 ]
水野のブログを見たら、アクション研究会の稽古で大流血した人の話を
書いていた。
幸か不幸か、大流血の現場には私こと楠野さんは遭遇していなかったのだが、
もしその場にいたら口パクパクするしかできなかっただろう。
映画の世界で見る流血には血が騒ぐが、現実世界での流血は嫌だ。
固焼きそばの麺が固すぎて、歯茎に刺さって少し血が出ただけで30分ぐらいブルーになる。
大流血で思い出したのだが、このアクション研究会には映画監督も参加している。
水野美紀が出た「真 女立食師列伝 ~バーボンのミキ~」の辻本監督である。
辻本監督は、以前水野がブログに書いていた血だらけハードアクション映画
「ハード・リベンジ・ミリー」の演出もされており。
アクションの型を二人一組で稽古し、実際に流れでやってみて、それを辻本監督が
ビデオカメラに押さえてその場で確認・・・みたいなことをやってくださってる。
なるほど、アングルによってどう見えているかはアクションにとってとても重要なこと。
そういう意味で、本物の、しかもアクションめちゃくちゃうまく撮れる監督さんが
そこにいてくれることは、とてもとても有意義なことなのだ。
水野の話を聞く限り、「ミリー」も、なんだかとんでもないことになっているらしいので
とても楽しみだ。
「マイルドにしぬ」が水野美紀史上最変だとしたら、「ミリー」は水野美紀史上最激の
匂いがぷんぷんする。「さいはげ」と読まないでほしい。「さいげき」だ。
にしても、あの水野をも慌てさせた大流血とは、一体いかほどの血の出具合だったのだろうか。
水野と知り合って十数年になるが、ほんと、めったなことで「あわわわ」ってならない。
楠野さんのほうが年上だが、正直、くぐってきた修羅場の数が段違いなのだ。
楠野さんがふーふー言いながらイチ修羅くぐり抜けてる間に、
水野は8修羅ぐらいやっつけている。
もし背中にくぐった修羅場の数だけ猛獣のタトゥーを入れてたとしたら、
水野の背中は富士サファリパークみたいになっているはずだ。
楠野さんの背中はせいぜい近所のおばさんの猫屋敷だ。
ていうか、ほんとにあわあわしてたのだろうか。
今思い出したのだが、その後思いっきり「ミートソースが食べたい」って言ってたぞ。
大流血であわあわしてた人が食いたくなるかね、ミートソース。
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水野がつけてるのは、
今回劇場で発売された缶バッジ、「かーぶまん」と「かーぶまん(怒)」。
もちろんこの缶バッジ二点とも、水野美紀画伯の手によるもの。
「マイルドにしぬ」のパンフの一番目立つところに登場したのに、
結局本編の芝居の中で全く触れられぬままに終わったという謎すぎるキャラクター、
「かーぶまん」の缶バッジ。拡大するとこんな感じです。
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LサイズとSサイズは売り切れてしまい、残りはMサイズのみ。
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2008.02.09
[ アクション研究会 ]
ニコール・キッドマンの「アザーズ」を見ながら書いている。
新聞のテレビ欄に「アザーズ」ってあって、ぱっと見、アンタッチャブルの特番みたいに
見えてちょっとだけ面白かった。
前、水野が何かのイベントで「今、アクション研究会を立ち上げていて・・・」みたいな
話をしていたのを覚えている方もいるかと思う。いないかと思う。いるかと思うほうに
気持ちを寄せて話をすすめる。
「アクション研究会」と字で書いてしまうと、なんだかダメな大学生のサークルのようだが、
やっていることはなかなかに崇高だ。
簡単に言うと、定期的にアクションの稽古をやりながら、終わった後にみんなで
アクション映画のDVDを持ち寄ったり、現在公開中のアクション映画を見に行ったりして、
みんなでご飯を食べながらアクション映画について熱く語り合う、というものだ。
書いてみると全く崇高な感じが出なくて、何だかみんな暇なんじゃないかと思われる
恐れがあるが、集まっている人々は皆、忙しい中参加している。
映画監督もいるし、アクションを得意とする俳優さんもいるし、スタントマンもいる。
水野美紀はWOWWOWのドラマの撮影の合間を縫って参加している。
んで、その中に私、楠野さんもいる。
とは言っても、アクションの稽古部分はただ端っこで「おお~」「すげぇ~」とか言いながら
見ているだけで、もっぱら仕事は、当日みんなで見るアクション映画のDVDを持ってきたり
すること。
「子連れ狼 三途の川の乳母車」を持っていって「おお~」「すげぇ~」と
ひどく感動されるかたわら、「中国超人インフラマン」を持っていって、皆のリアクションが
ものすごく薄くて軽く凹んだりしている。ちぇっ。受けねーでやんの。
単純に、アクションの稽古っていうものをすごく見てみたかったので顔を出したのだが、
その後のアクション談義がとても面白い&有意義なので、
毎回ほぼレギュラーで行っている。
それにしても、初めて見るアクションの稽古はなかなかに興味深い。
こないだ、少し遅れて稽古場に行ったら、水野が相手に腕ひしぎ十字固めをかけられて
「いててて」と言っていた。
「いててて」って、それ普通に極まってんじゃないですか。
リアルに。折れますよ。女優なのに。
アクションの稽古にはさまざまな入り方があると思うが、
本当に極まったリアルな技の形をまず覚えることで、逆に撮影での危険を回避できる、
ということらしい。
なるほど。あくまで映画の撮影におけるアクションは、
「相手を本当に傷つけないこと=安全であること」を前提に、いかに「危険に見せるか」
「本物以上に迫力あるように見せるか」「美しく見せるか」が基本。
まず、危険を身体で知っておくことも必要ということか。
その後、逆に関節技のかけ方も習っていた水野。
あのー、普通に強くなっちゃうんですけど、水野さん。
リアルに、人の腕とか折れるようになっちゃうんですけど。
やだなぁ、今年のプロペラ犬の打ち合わせ、もめたら肩の関節とか外されたりして。
痛くて泣きながら「うううう、水野の言うとおりにするよぉ」って言うのかな、俺。
本物の強者は、優しさと慈悲の心を知っているはずだ。
むしろ水野が聖母のように優しくなっていることに期待したい。
プロペラ犬と共に、アクション研究会の今後にも注目していただきたい。
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2008.02.08
[ プロペラ犬のなかまたち ]
こまばアゴラに小指値の「霊感少女ヒドミ」を見てきた。
ハイバイの短編をリメイクならぬ小指値流にリミックスした作品なのだけど、
いやー、やっぱ面白かった!!!
今日は本編の後にハイバイ版のビデオの上映もあって、見比べることができたのだけど
「なるほどねー、これはリミックスだわ~」としか言いようがない。
たぶん、ハイバイ版をご覧になっている方も相当面白く見れるし、
見ていない方はなおのこと。
右脳も左脳も刺激してくれて、しかもちゃんと「面白い見世物」として成立しててほんとエライ。
自分らもがんばんなきゃなぁ~、と思う。
こないだ、水野お奨めの写真展「スティル アライブ」と、「文学の触覚」を
東京都写真美術館に見に行ったのだけど、
写真や文字との「遊び方」がちょっと小指値の作品を思い出させてくれて、
こちらも面白かった。
とくに「文学の触覚」は、文字(そのもの)を物質として一回俯瞰して、
遊び心で解体するような試みがあって、すごく刺激になった。
例えば、「物質」の「物」っていう漢字。
物。
物
物
物 物 物 物物物物物物物物物物物物物物物物物物物物物物物
なんだか、漢字がある瞬間に意味をふっと手離し、
別の奇妙な何かに思えてくる。
特に手書きの文字だとその「感じ」が顕著で、たまに自分は文字を書いて「意味」を
伝えることよりも「文字そのものを書く」という行為が好きなんじゃないかと思うときがある。
たまたま、それが「文字を使い、意味あるものに並べて何かを伝える」って
職業に就けたからとてもありがたいのですが。
うまくまとまんないのですが、
そんな「感じ」をきちんと「作品」に落とし込む労力を惜しんでいないのが小指値。
今回、リミックスという形になったことで余計そう強く感じた。
デビッド・リンチとか好きな人もはまるかも。
そんな感じ。
2008.02.07
[ 「マイルドにしぬ」 ]
シアターテレビジョンで3月にOAされる「マイルドにしぬ」の仮編集版が
上がってきたので、水野とともにチェック。
すでに相当なつかしい。
たった2ヶ月弱前のことだとはとても思えない。
年をまたいでいることもあるのだろうが、二人して見ながら笑うとかいうよりも、
なんだかじわーんと味わう感じ。
若干の編集ポイントをチェックし、今一度先方に返してほぼ「マイルドにしぬ」
オンエアバージョンは完成になるはず。
ちなみに、「編集」と言っても「水野がSEXSEX連発してるところにピーを入れる」
なんてな事ではなく、もっと微妙な微妙なところ。
今回は3台のカメラで舞台を押さえてもらってたのだが、
編集の仕方によって「見え方」が若干違うところがいろいろある。
例えば、どちらかが台詞を言っているとき、その「台詞を言っているほう」を映しているのか、
それとも「その台詞を聞いているほうを映している」のか、
あるいは「その二人の2ショットを映している」のか。
それ次第で、全然そのやりとりの見え方が違ってしまうのです。
例えば、水野が「SEX!」と言っている顔を押さえるのか、
「SEX!」と言われてただただ困惑している河原さんの顔を押さえるのか、
それとも、その二人の妙な距離感みたいなものを2ショットで押さえるのか。
まあSEXを例えに出すことも無いが、舞台を生で見ているときはお客さん一人一人が
自分の頭の中で自然にスイッチングしているカメラワークを、こちらで改めて
定義することになる。
そんな、ほんのちょっとした、でもすごく大事なあれこれの編集ポイントをチェックした。
舞台を生でご覧になった方はもちろん、
TVの画面で初めてご覧になる方にも楽しめるものにすべく、シアテレさんの協力を得て
ちょこちょこやっております。
お楽しみに。
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2008.02.05
[ 日々のあれこれ ]
先日の「ひみつ集会」の記録用にオフィスRENさんからお借りした
ビデオカメラと三脚を返しに行った。
以前にも書いたと思うが、オフィスRENさんはプロペラ犬の制作業務をかなりの
パーセンテージでお手伝いしてくれている舞台制作会社だ。
うちと少し形態が似ているダンダンブエノさん(近藤芳正さん主宰の演劇ユニット)
を手がけられてることもあり、ほんと、的確なアドバイスで水野&楠野の素人主宰コンビを
助けてもらっている。ありがたや。
んで、ビデオまで借りてしまったので、借りたものは返すのが大人の証拠と踏まえている
楠野さんは返しに行った。そこまで踏まえずとも、返すのは当たり前だ。怒られる。
返すのは当然なのだが、こんなときに「車があればいいなぁ」と思う。
カメラに三脚、案外重い。かさばる。電車の中でちと苦労する。
車があればいいなぁ、と思うが、あるだけでは仕方が無い。
なぜなら、楠野さんは免許を持ってないからだ。
わお。
とにかく、子供の頃から「車」というもの自体に全く興味が持てなかった。
大体、小3ぐらいまで車乗るたびに車酔いしてコンスタントに吐いてたのだ。
特にタクシーに弱かった。ドアが開いて、あの革のシートの匂いがしただけで
気持ち悪くなったこともある。
乗るのはもちろん、運転してみようなんざ全く思いもせなんだ。
さすがに大人になり、慣れと根性で車酔いはしなくなったが、
「車」というものそのものが苦手だ。てか怖い。
本当に、未だに車がどーやって走り出すのか、その手順が全くわからない。
なんだかキーを差し込んで回してるのはわかるが、その後、なんだ、どーすんだ。
何か踏むだろう、みんな。ぶーって。それでいいのか。それだけじゃないだろう。
大体、走っている最中、ずーっとどっちか踏んでるでしょ。両方か?
両方踏んだら止まるのか。
まあいい、なんだかいい具合のバランスで踏んでますわな。
そんな、ずーっと両足に「いい具合」をキープさせておく緊張感が
とてもじゃないが維持できない。
おまけに手はしっかりハンドルを握ってないとダメだ。いやいや、握っているだけでは
不十分だ。それではまっすぐしか行かない。たまに左や右に、いい具合にぐるぐる
しないといけない。ううううううう、疲れる。甘いもの食べたい。プリン食べたい。
だめだ、運転中にプリンは食べられない。片手でプリンの皿を持ち、もう片手で
スプーンを持ってプリンを口に運ばねば!わあ、手放し運転!きゃあ!
てことは、運転中に食べられる甘いものは、エクレアみたいなやつだけか。
片手でぽいっ、もぐもぐ。これなら安心。でもたまにはプリンも食べたい。
とにかく、車の運転にまつわる大変さと、そこにかかる責任(当然、安全上の責任)
の重さに、とてもとても楠野さんは耐えられないのだ。
「何かに乗って移動する」という感覚は嫌いじゃない。電車に乗って、ぼーっと
してるのとか大好きだ。飛行機もいい。いろんな面白いことが頭に浮かぶ。
とてもじゃないが、車の運転とかしてたら他のことを考えている余裕がないだろう。
みんなしてるけど、世間話とか。すごいな。
ちなみに、水野はしっかり運転免許を持っている。大人だ。大人しくないのに。
楠野さんは大人じゃない。大人しいのに。
なんだか悔しい。
※ ※ ※ ※
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2008.02.04
[ 「マイルドにしぬ」 ]
うう、寒い。
あんまり寒いんで、BGV代わりに「デイ・アフター・トゥモロー」を見ながら
書いている。あれね、映画のほうね。猛吹雪とか異常気象で超寒波、とかのあれ。
一瞬で人が棒アイスみたいにパリーン、と凍っちゃったりするやつ。
画面の中のこいつらにくらべりゃマシ、と思えて心がほかほかする。いや、しない。
こないだお知らせした「マイルドにしぬ」のシアターテレビジョンでのOAについて。
3月のOAに向け、そろそろ仮編集版ができる、とのこと。
それを今度水野とチェックするのだが、よく考えたら本人はたぶん初めて
「マイルドにしぬ」を見るのだなぁ。出てたしなぁ。
記録用の映像は残っていて、これは本人も見ているはずなのだが、
一番後ろの卓のところから広い画でずーっと撮っているだけなので、
なんとなくの雰囲気しかわからない。マイクを立ててるわけでもないので、
聞き取りずらいところもあるし。あくまで全体の雰囲気を掴むだけのもの。
自分が舞台の上で演技しているところを自分で見る、ってのはどんな感覚なんだろう。
まあ仕事柄、今更どーもこーもないのだろうが、
普通の人は自分の声を録音した奴を聞いただけで
「うひゃああああ、誰だこれ気持ちわるっ!」
となるもので。
それが自分のビジュアルも伴った日には、その違和感たるや
そうめんの中に入っているさくらんぼの缶詰に匹敵する。違和だ。違和すぎる。
そういえば、あの「自分の声」の違和感は、
普段「自分の声」として聞いている音は、あくまで
「自分の体の中で響いた音」だから、というのを昔聞いたことがある。
違和感も何も、周りの世界の人々からすれば、
「おまえ自身がどー感じてるか知らないけど、おまえの声はそんな感じなんだから、
受け入れて、その声でなんとかしていけよ」
ってことだ。
違和ってるのはおまえだけだ、ということだ。
うーむ、そう考えると、そんな「違和」を自分の中で抱えつつ、
他者の耳やら目やらにアジャストしていく役者さんという職業は、なかなかに凄い。
だって、自分が今出した声の感じとか、その瞬間にどう聞こえているかは
絶対に自分自身ではわからないわけだから。
大体、楠野さんは自分の声のボリューム調節すらきちんとできない。
水野と話しているときに、よく「声がでかい」と注意される。
自分自身は全く声がでかいつもりはなく、というか子供の頃からむしろ
声が小さいと思っていたのだが、水野には3ヶ月に1回ぐらい注意されるのだから、
でかいのだろう。
で、「声がでかい」と注意されるたびに軽く凹む。
いい大人が、酔ってもいないのに、自分の声のボリューム調整すらしっかり
できてないのだ。何をかいわんやだ。カイワンヤだ。ロシア系だ。
しかも、今思うと「声がでかい」と注意を受けるときに限って、大したことを言ってない。
うう、恥ずかしい。大したことを言ってないのに、みんなに聞こえてるじゃないか。
しかし、自分ではいつ声がでかくなってるか、ぴんと来ないのだ。
これに対する対策はただ一つ、いつ、不特定多数の人に聞かれてもOKなように、
普段からすべて、大したことオンリーで会話を進めることだ。無理だ。疲れる。
大体、さっきから大したこと書いてないじゃないか。
一体、何が書きたかったんだ俺よ。なんかいいこと書くつもりじゃなかったのか。
声どころか、本業の文筆業でさえ、ボリューム調整できてないんじゃないか?
あ、でも自分の声に違和感を感じたことはあっても、自分の書いたものに違和感を
感じたことは無い。
面白いつまらないはその時々であるが、自分の書いたものは自分以上に自分らしい、
と思える。
なんだかよくわからない結論だが、それはそれで良し。
2008.02.03
[ 映画 ]
映画「テラビシアにかける橋」を見に行った。
正直ノーマークで、なんとなく「ファンタジーものらしい」というぐらいしか
予備知識がない状態で見たのだが、これがもー良かった。
一口に言うと、「少年(の心を持つ人)が、いかに現実世界と折り合いをつけて
生きていくか」というお話。
そういう意味では、ファンタジーと言われて思う感じのものとは若干違うかもしれない。
そうさなぁ、トーンはかなり違うが、「パンズ・ラビリンス」と表裏一体、みたいな映画です。
あれの主人公は少女、こちらは少年。
両方に「見える」物の造型の違いはとっても興味深い。
なるべく予備知識ナシで見ていただきたいので、あまり内容には触れないが、
あるシーンから完全に涙腺崩壊が始まってしまい、もーそっから本当にやばかった。
「泣けますよ!」という言い方で映画をお奨めするのは好きではないのだけど、
自分の中のある感情を激しく揺さぶったのは間違いない。
旗揚げ公演「マイルドにしぬ」も、まあナリは変てこオムニバスなんだけど、
自分の中ではこーゆー事がやりたくて書いた。
「28週後」も好きだが、「テラビシア」も好きだ。
かたや救いの無いゾンビアクション、かたや少年の成長譚の形をとったファンタジー。
ジャンルとしては全く違うのだが、共通するのは、
現実世界をうまく泳ぐことができず、ある世界に逃げ込んでしまった人が、
現実世界と起こす摩擦の中に起きる物語。
そーゆーのが好きなのだなぁ、と改めて感じた次第。
※ ※ ※ ※
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2008.02.01
[ プロペラ犬のなかまたち ]
こないだも書いた小指値の舞台「霊感少女ヒドミ」の稽古を見学に行った。
なんだか、大き目の和室で稽古してた。
和室。座敷。とにかく畳の上だ。
広さは、旅館で3人ぐらい泊まれるぐらいの部屋をイメージしていただきたい。
この稽古場は、ある公共のでかい施設で、大きさも形も違うのが何十部屋も
あるところでして。
ある部屋ではダンスレッスン、ある部屋では合唱の練習、ある部屋では演劇の稽古。
ほとんどは板張りなのだが、何部屋か和室があり、たまたま小指値がそこで稽古してた。
舞台をやろうとしたときにまず知ったのが、
思ったよりもはるかに稽古場を借りるお金がかかること。
公共の稽古場が安くていいのだが、借りるのにいろいろ条件があったりするし、
何ヶ月も前に予約しなければいけなかったりする。
たぶん、和室は日舞とかのお稽古に使う部屋なのだと思うが、
畳がどーの板張りがどーの、床の材質についてえり好みはしてられない。
床が仮に謎の血痕だらけでも、稽古場としてただで使わせてもらえるなら、
ありがたく使いたい。なるべく血痕踏まないようにするけど。
しかし、座敷で見る稽古というのもなかなかに趣き深い。
座敷の上で飛んだり跳ねたり叫んだり、空気感だけでいえば
修学旅行初日の夜のテンションに近い。
で、肝心の舞台自体は、相当に面白そうな匂いぷんぷんだった。
来週、こまばアゴラ劇場で公演があるんでぜひ、とプロペラ犬としてぐいぐいしたい。
ぐいぐい。
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