テラビシアにかける橋

映画「テラビシアにかける橋」を見に行った。

正直ノーマークで、なんとなく「ファンタジーものらしい」というぐらいしか
予備知識がない状態で見たのだが、これがもー良かった。

一口に言うと、「少年(の心を持つ人)が、いかに現実世界と折り合いをつけて
生きていくか」というお話。
そういう意味では、ファンタジーと言われて思う感じのものとは若干違うかもしれない。
そうさなぁ、トーンはかなり違うが、「パンズ・ラビリンス」と表裏一体、みたいな映画です。
あれの主人公は少女、こちらは少年。
両方に「見える」物の造型の違いはとっても興味深い。

なるべく予備知識ナシで見ていただきたいので、あまり内容には触れないが、
あるシーンから完全に涙腺崩壊が始まってしまい、もーそっから本当にやばかった。
「泣けますよ!」という言い方で映画をお奨めするのは好きではないのだけど、
自分の中のある感情を激しく揺さぶったのは間違いない。

旗揚げ公演「マイルドにしぬ」も、まあナリは変てこオムニバスなんだけど、
自分の中ではこーゆー事がやりたくて書いた。
「28週後」も好きだが、「テラビシア」も好きだ。
かたや救いの無いゾンビアクション、かたや少年の成長譚の形をとったファンタジー。
ジャンルとしては全く違うのだが、共通するのは、
現実世界をうまく泳ぐことができず、ある世界に逃げ込んでしまった人が、
現実世界と起こす摩擦の中に起きる物語。

そーゆーのが好きなのだなぁ、と改めて感じた次第。

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