2008.02.16
硬貨は怖い
[ 日々のあれこれ ]
青山円形劇場に「ウラノス」を見に行った。
んで、行ってみると、なんと席が最前列だった。
たぶん、最前列で舞台を見るのは初めてじゃないかと思う。
お芝居が始まり、自分と舞台を隔てるものは何も無い。
いきなり舞台に上がって「うっぴょっぴょ~」と叫びながら走り回ることも、
物理的にはおおいに可能だ。
物理的にはおおいに可能だが、倫理的にはおおいに許しがたい。だからやらない。
で、とてもおとなしく見てたら、膝の上に置いといたダウンのポケットから
「ちゃりーん」と100円玉が1個落ちてしまった。
静かなシーンで。
うひー。ただの最前列ならまだいいが、ここは円形劇場。最前列のお客は、自然と
反対側の客席から丸見えなのだ。「あいつなんか落とした」が丸見え。
はずい。それより何よりお客さんにも役者さんにも申し訳ない。
映画館や劇場での楠野さんは、本当に模範的な態度の観客である。
携帯電話の電源チェックは必ず二回やる。
くちゃくちゃうるさいビニール袋のたぐいは、手に持たず、椅子の下に置く。
手に持ってると、動くたびにくしゅくしゅ音がする可能性を秘めているからだ。
静かなシーンでお腹が「ぐー」といわないように、大体何かをお腹に入れてから見る。
そうやって、自分から発生する可能性のあるノイズを、極力排除する。
だがしかし、そんな日々の行いの積み重ねも、今日の「ちゃりーん」で台無しだ。
リセットだ。演劇仙人に「出直してくるのじゃ!」と木の棒で背中をぐいぐいされてしまう。
演劇仙人、ごめんなさい。ぐいぐいはやめて。
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