「堕ちた天使」

昨日、ヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」のことを「能天気な曲」と一刀両断して
しまったが、実際のとこ、能天気な曲も嫌いではない。
例えばJ・ガイルズ・バンドの「堕ちた天使」なんか大好きだ。

81年の曲だから、もー27?8年も前かぁ。いい曲だなぁ。
アルバム「フリーズ・フレイム」の中から、大ヒットした曲。
とんでもなくキャッチーなイントロを持っているので、未だにCMとかでも
ちょくちょく使われていて、曲名は知らなくてもこの曲は聞いたことある、
という人も多いんじゃないかと思う。

この曲は、イントロのしょーもないぐらい「抜けた軽さ」みたいなのも含め、
全体が、なんとゆーか「しょーもない感」に貫かれていていい。
大体、サビがにゃーにゃー言ってるだけだし。

原題は「centerfold」。何かというと、プレイボーイとかのど真ん中のグラビアページ。
ホチキスで閉じてあるから直訳すれば「中閉じ」みたいなこと。もちろんヌードページ。
ざっくり言ってしまうと、
「学生時代に憧れてたあの清楚な娘が、グラビアで脱いじゃったよ?!
うっひゃ?!なんだよそれー!マジかよー!
がっかりだよ、でも買っちゃおー!」
みたいなバカな男の悶々を歌った歌詞なのだ。
それが何かのメタファーで、実は深いことを語っている、とかではなく、
ほんと、それオンリーだ。
なんという潔さ、まっすぐさ!バカ純度100%!しかも誰も傷つけない、
地球に優しいバカだ。エコバカと言いたい。

しょーもない歌詞だが、間違いなく全地球規模で男には感情移入間違いなし、
の気持ちだ。
どーせしょーもないことを書くのならこれぐらい気持ちよくしょーもなくありたい、
とは常々思う。なかなかできないけど。

今だったら、宮藤官九郎さんが得意とする世界だ。
宮藤さんの書く脚本にはこーゆー「堕ちた天使現象」がよく出てくる。
あ、そーいやオーケンの「グミチョコレートパイン」もまさにこーゆー話だ。
男はいつまでも中二のままで、女の子だけがどんどん先に行ってしまう。

私の場合は実際に中二ぐらいの時期にこの曲を聞いたのだけど、
むしろその頃よりも年を重ねるごとにこの歌詞のしょっぱさがいい感じに
染みてくる。

「フリーズ・フレイム」はジャケットも大好き。

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意味不明だ。
ジャガイモ星人みてーなのが手前にいるし。

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U2の新曲に想う

U2のニューアルバムからの新曲「get on your boots」がいつの間にか
解禁になっていた。

こちらのU2公式サイトで聴けた。

わー、こりゃラウドでライブ栄えしそうだな。早くアルバムが聴きたい。
2月末には出るらしいけど。

ティム・バートンが映画における自分のフェイバリットだとしたら、
音楽におけるフェイバリットはここ25年ちょいU2が独占している。
大傑作アルバム「WAR」をリアルタイムで聴いて以降、もーずっとだ。

ちなみに、こちらその「WAR」から「two hearts beat as one」。
当時高校生だった私はこのリリカルかつソリッドな感じにやられた。

昔、高校時代にUKパンクロック好きな友達(奴はジャムが好き)に
「ジャムに比べたらU2なんてイモだ」
的なことを言われて喧嘩した記憶がある。
ジャムはUKパンクロックの代表的バンドの一つだが、当時の日本では
クラッシュ、SEXピストルズに比べてもイマイチ一般には知名度が低かった。

こちらJAMの「eaton rifles」。

といってもその当時、すでにジャムは解散しており、更にクラッシュもほぼ
活動停止状態で、UKパンクロックは今思えば
「その短い一時代を終えようとしていた」頃。
その友達はそんな状況にイラついていたようで、何かというと、UKパンクの
かっこよさを説いていた。今ならわかる。実際、ジャムもクラッシュも死ぬほどかっこいい。
しかし、我がU2を貶されては腹が立つ。私は自分なりにU2を必死に弁護した。

彼から言わせれば、
「U2はポップ過ぎる。歌詞も、パンクで散々言い尽くされたこと」と。
パンクの洗礼を受けた彼にとって、
「ポップであること=商業的=大衆にこびを売っていること=悪!!!」
という三段論法が成り立っていたのだ。
初期U2をポップと思うかはさておき、確かにメロディアスであり、
実際、そのメロディーに私はやられていた。

で、ある日、学校の音楽の授業で
「好きなアルバムを家から持って来て、皆に聴かせる」というのがあった。

私と友人はそこで
「じゃあ、ジャムとU2を持って来て皆に聴かせて、どっちが受けるか
はっきりさせよう」ということになった。決闘である。
客前で、白黒つけようというのだ。
私はもちろん受けて立った。

その友達は、当日、ジャムのアルバムを持って来た。
何のアルバムかは忘れてしまった。
で、自信満々に皆の前で聴かせた。
客は、もとい、クラスメートたちのリアクションはことのほか薄かった。
てか、しらーっとしてた。
そりゃそーだ。UKパンクの世界ではジャムは3本の指に入るバンドであり、
多くのフォロワーを生み出しているが、普段、聖子ちゃんや明菜ちゃん、
THEアルフィーとかを聴いている高校生にその魅力はすぐには伝わらない。
というか、「ジャムって誰?」って感じなのだ。

しかしU2もまだ当時は出てきたばっかりだから、名前は知られていない。
条件としては互角ではある。

で、それに対して私はどーしたか。
そんな完全アウェーな状況に、U2で玉砕したのか。
私は、U2を持ってこなかったのだ。
私が持ってきて聴かせたのは、当時、洋楽の域を超えてヒットしていた、
ヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」だった。

聴いてもらえばわかるが、10年に一曲あるかないかのドPOPナンバーであり、
能天気な曲である。
まさに「ヒットを狙って作られた曲」で、実際に世界で大ヒットした。
そう、私はズルをしたのだ。勝ちたくて。

前日、家でアルバムを選んでいるとき、
「やっぱU2よりもヴァン・ヘイレンのほうが受けるな」
と弱腰になり、当時ヒットしていたこの曲を持ってきたのだ。
自分のプライドよりも、お客さんのウケのほうが気になった。
はっきり言ってしまえば、
思いっきり大衆にこびを売ったのだ。

予想通り、「ジャンプ」はその印象的なイントロから大受けし、
授業のあと、私はいろんな人から「アルバム貸してね」とちやほやされた。
客受けを基準とするなら、この勝負、私の圧勝だった。

プライドを貫いて敗れた友達には一言
「卑怯者っ!」
と言われた。笑ってはいたけど。
それでもいいのだ、私は当時から目先の受けや笑いがとっても欲しかったのだ。
ざっくり言ってしまえば、器がミニマムな人間である。
ジャムと共に己のこだわりに殉じたその友人のほうが、はるかにかっこいい。

それから25年。
今だったらどーするだろーか。
自分が心の底から面白いと思えることを、目先の受けにこだわらずに
人様に胸を張って提示する、そんなピュアなプライドを持ち合わせているだろうか。

・・・てなことを、考えないでもない。
まあ、その友人のおかげでジャムを知り、アルバム全部持っているし
今でもたまに聴くのだけど。

てか、今改めて見たけど、ジャム本当にかっこいいなー。
曲もファッションも全く古びてない。

「POTSUNEN」

小林賢太郎さん(ラーメンズ)のソロコントライブ「POTSUNEN」
借りて見ながら書いている。
のだけど、途中で「あれ、これ前に借りて見たことある!」
ってことに気がつく。というか今気づいた。
「こばとのさいこうせい」で、賢太郎氏が鳩をこちょこちょやるとこで気づいた。
って、見てない人にはなんだかわからんが。あるんです、そーゆーのが。

にしてもひどいな俺。記憶力がコガネムシ並みだ。
たしかにしょっぱなのネタからなんとなくデジャブ感があって、それを
「うーむ、これが賢太郎氏の書くネタの空気感なんだろうな」と勝手に
納得させてたのだ。俺の脳細胞のバカ。

小林賢太郎さんはマイムがうまいなー、といつも感心する。
そーいえば設楽さんもうまかった。
あ、今思い出したのだけど、設楽さんは手品が得意なのだ。
千秋楽後の打ち上げで、設楽さんが我々スタッフに簡単な
手品を見せてくれたのだけど、それは鮮やかな手際で、
どっから何回見てもタネがわからなかった。
賢太郎氏の手品への傾倒ぶりはよく知られているところで、
こんなとこに二人の共通点はあったのだな、と今思う。

たぶん、単純に手先が器用とかいうだけでなく、
見ている人の注意をコントロールして、いざなう力があるんだろーな。

あ、そーいえば水野もその打ち上げで手品を披露していた。
ドラマの現場で習ったものらしいんだけど、これがなかなかの手際で、
というか正直うまかった。
なんか悔しい。

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魂はフィルムに写る

「ダークナイト」のDVDについてる特典映像を見た。やっと見た。

普段はDVDを買っても、メイキングはあまり見ない。
見て逆に興ざめすることもあるし、特にCG全盛となってからは
メイキングにあまり面白みが無い。
あのシーンもこのシーンもデスクトップの中で生み出されたのだと
認識してしまうと、せっかくの映画自体が小さなものに感じてしまう。

しかし、「ダークナイト」の場合はあの「18輪巨大トレーラー前転」という
驚愕のアクションシーンが実際にスタントを使って撮られていたことを
聞いていて、何はともあれそこだけでも見てみたかった。

うひゃあ!
これは見てよかった。必見のメイキングだった。
そのトレーラー前転のみならず、「ダークナイト」は、
「え、あのシーン実写だったの!?」「あのシーン、スタントが実際にやってたの!?」
というシーンの連続だったのだ。
その「現場至上主義」というか、「映画屋魂」にちょっと感動してしまった。
いやもちろん、巨額の製作費がそれを支えているからできることではあるのだけど。

もちろんCGは使っているのだけど、
基本的に、「本物の人が飛び降りる」→「命綱をCGで消す」といったような、
至極まっとうな、渋い仕事のツールとしてCGを使っている。
「どーしてもやりたいことがある」「撮りたい絵がある」から、
それを具現化するために、CGの手を借りる。
なんつーのかな、「CGをそう簡単に信用してない感じ」がいい。

この規模の映画であっても、予算管理は相当にシビアなはずで、
「ここはCGでやったほうがこんなに安く上がるから・・・」
みたいなプロデューサー的意見とのせめぎあいだったと予想する。
でもそこで妥協しなかったのだな、きっと。

実写で撮るには撮影に関わる各セクション(もちろん俳優も含め)
の全てのプロたちがアイディアと手間隙と、あと魂を気合に包んで込めて
望まなければならない。
なんか、そーゆー
「いい大人が、無駄なことに魂込めている感じ」
っていうのは、やっぱりフィルムに写るのだ。と改めて思った。

水野美紀、海外で暴れる!斬りまくる!ぶち殺す!

「ハード・リベンジ、ミリー」および「ジャージマン」のアクション映像の
辻本監督のブログを覗いてみたところ、
「ミリー」の海外版のDVDが出たらしい。

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表はこんな感じ。
で、裏ジャケがこう。

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むこう(欧米)の映画ファンの中には、確実に
「アジア系クールビューティー(例・チャン・ツィイー)が華麗に男を蹴り飛ばす映画」
とか
「チャンバラの末に、腕やら脚やらバンバン飛んで、血が水芸みたいにぴゅーぴゅー
飛び散る映画」
とかを大好物にしている層がある。
そういう層の中にタランティーノみたいな才能が潜んでいて、「キルビル」を作ったり
するのだけど。

「ミリー」はその二つの要素をがっつり含んでいる、というかその二つの要素のみで
構成されている潔い映画だ。
きっと、向こうのそーゆータラちゃん的な人たちに喜ばれるに違いない。
頑張れ向こうのタラちゃん予備軍たち。
サニー千葉に続いて、ミッキー水野ってことで海外に名を流布させてほしい。

悪いが、「キルビル」のユマ・サーマンには勝ってるぞ、水野美紀。
ユマより動けるし。
ユマよりワイヤーアクションの経験もあるし。
ユマより日本語もうまいし。
ユマより設楽さんとうまく絡めるし。
ぼろ勝ちだ。早くもユマ越えだ。

んで、水野には後々、海外の映画に出て法外なギャラをいただき、
どさくさまぎれにプロペラ犬専用の稽古場とか建ててほしい。頼んだ。

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「パンク侍、斬られて候」

本多劇場に「パンク侍、斬られて候」を見に行った。
町田康さん原作、山内圭哉さんの脚色&演出。

山内さんはもちろん、福田転球さんとか、加藤啓さんとか、
何をやっても毎回とっても気になる役者さんたちがごっそり出演されていて、
いろいろと楽しめた。
にしても転球さんは面白い。一人だけ顔がテカテカぴかぴかしていて、
透明なお面(パーティーグッズ的なやつ)を被っているのかなと思ったら、
大量の汗だった。いやマジで、本当に何か被っていると思った。

ちなみに今回は猫背椿さん、高山のえみさん水野美紀、そして私、4人で
いそいそと伺った。
水野は、ある仕事でずっと海外に行っていて、その日の昼に帰ってきたばかり
なのにその足で下北までやってきた。タフだ。アクティブだ。眠くないのか?
私なら、海外から帰ってきたらその後2日は使い物にならない。疲れで。
おじいちゃんだ。いやむしろ死人だ。腐っていないだけで、運動能力は死人級だ。

しかも水野はその翌日からすぐにドラマの撮影だというのに、ずーっと飲んでた。
ゴリラなみのタフさ加減だ。いやむしろゴリラに違いない。
そのうち、喧嘩したらウンコを投げつけられるかもしれない。避けよう。

あ、去年の10月からしばらくの間、月イチイベント「プロペラ犬ひみつ集会」
やってませんでしたが、今年もそろそろやろっかなと思っております。
1月はもう無理ですが、決まりましたらここでいつも通りお知らせしますので。

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「トムとジェリー」が実写化?その2

「トムとジェリー」実写化、ってニュースについて、続き。

これ↓を見るとよくわかるんだけど、「トムジェリ」ってのは、ギャグ表現において
相当に過激で、ぶっ飛んでて、容赦が無い。

トムのやられっぷり(ジェリーのドSっぷり)のすさまじさ!
山崎邦正さんもここまではできない。
昨日紹介した一本が構成のうまさで見せる作品だとしたら、
こちらはただひたすら、狂気的にエスカレートしていく様とギャグ表現の手数で押し切る。
古今東西、これで笑わない小学3年生はいないんじゃないか、ってぐらい
誰にでも伝わる笑い。

これ見てて思ったのだけど、
タランティーノの「デス・プルーフ」って、
これ、構成と笑いどころが「トムとジェリー」まんまだ。

もちろんトム(追っかける側、猫)がカート・ラッセル。狂気の殺人鬼。
ジェリー(追いかけられる側、ネズミ)が女たち。殺人鬼に追いかけられる。
この関係が後半に逆転して、
ラッセルがそりゃもーとんでもない目にあって大爆笑の顛末を迎えるのだけど、
あれ、まんま「トムとジェリー」だ。と思う。
トムジェリを人間に置き換えたらこーなる、みたいな話だ。

もっともっとわかりやすいパターンだと「ホーム・アローン」なんだけど。
でもあれは何となく、作り手が「トムとジェリー」の作劇方法をはっきり下敷きにしている
空気がある。
家の中のみを舞台に設定しているあたりも含め、
もう最初から意図として、きっちりそこに当てはめてきたみたいな。

それに比べると「デス・プルーフ」のほうは、
「意図してなかったんだけど、図らずもそーなっちゃった」感があって、
個人的にはそっちのほうが興味深い。
面白い作劇のパターンというのは、大昔から厳然と存在していて、
自然と何パターンかに絞られるのだなぁ、と痛感する。
ちなみにこの第一期トムジェリも、今から60年も前に製作されたもの。

「トムとジェリー」が実写化?

こちらhttp://www.varietyjapan.com/news/movie/2k1u7d00000iam4z.htmlによれば、あの「トムとジェリー」がハリウッドで実写化されるらしい。

自分が子供のころ、夕方にアニメ版の放送(たぶん再放送)がOAされていて、
毎日楽しみにしていた。
例えばこんなやつ。↓

うーん、今改めて見てみるとよくできてるわ。
いわゆる「スラップスティック」(転ぶ、叩く、上から何か落ちてくる、みたいな
アクションでひたすら展開をつないでいくコメディー)
としてお手本、みたいな話。

ふり(トムが何か悪巧み)→オチ(失敗)、っていう小さな展開が
続くだけでなく、
それがどんどんエスカレートして、
中盤に大きな転換があって、
きっちり最後の大オチにもっていく。
ショートコントの構成として完璧なんじゃないの?
勉強し直さなきゃ、と思う。いやマジで。

ギャグ表現、という意味でも、例えばぺっちゃんこになったり、破裂したり、
これ現実世界で考えたら大惨事なんだけど、
そこをさらっとクリアして笑いにもっていくあたり、実はすごくドライで
シュール。初期サム・ライミ(「死霊のはらわた」とか、「ダークマン」とか)
あたりは完全にこーいうアニメ的手法の影響を受けていると思う。

で、そんなトムジェリが実写化、と。
って本物のネズミと猫使うの?それちょっと引くわ?、と思ったら、
CGを使うらしい。ま、そりゃそーか。でも大丈夫か?
見てみないとわからないけど、うーん、ピクサーがフルCGでやるか、
アードマン(ウォレスとグルミット)が粘土アニメでやってくれるなら
期待大、なんだけど・・・。

つーかまず第一に、10分のショートコントに特化されたこの構成を、
少なくとも1時間半の長編にする、その脚色作業が一番大変だと思う。
ま、公開されたら見ちゃうけど。

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「映画秘宝」から「SPACED」へ

「映画秘宝」を買った。

まあ毎月買ってるので、それ自体にブログに書くようなエキサイティングな
出来事はないのだけど、今月号は毎年恒例の
『2008年度ベスト&トホホ10』発表号だ。

今年の1位は、まあそりゃそうだろう、それしかないだろうの
あの映画だった。何かホッとした。
どの映画かは、各々「映画秘宝」を買って読んでもらうとして、
こーゆーランキングを見ると、自分も昨年のベスト10を書き残しておきたくなる。
書こう。書いても誰も怒らないし。

1「ダークナイト」
2「WALLE」
3「28週後・・・」
4「ウォンテッド」
5「ドラゴン・キングダム」
6「ミスト」
7「ホット・ファズ」
8「エグザイル/絆」
9「スパイダーウィックの謎」
10「俺たちフィギュアスケーター」

こんなとこですかね。
なかなかに中二男子っぽいセレクトで、なんだか赤面する。
とゆーか、こーゆー風に好きなものに順位付けしたりする習性自体が
男特有、という気がする。
何かの機会に、水野と「生涯ベスト1の映画は何なのか?」という話になったのだけど、
ことのほか盛り上がらなかった。
映画好きの男同士なら、これでひと晩たっぷり話せる。
ジャンル別に分けたりしたら半年持つ。
なんだったら「エイリアン」派か、「エイリアン2」派かだけで徹夜できる。

水野は映画大好きだし、
もちろん本人なりに思いいれのある映画はいろいろあるらしいのだけど、
その一つ一つを比べるという感覚がピンと来ないらしい。

男はねー、一個一個順位とかつけて、頭の中で棚に並べたいの!
1位のやつは一番いいとこに!
あ、あと、たぶん女性は過去の記憶をどんどん上書きするのだろうなぁ。
男は別のファイルにとっておく。

そーいえば、「ホット・ファズ」の主演&監督コンビの原点である英国製の
TVシリーズ「SPACED」を、やっと今レンタルで見ている。
ずーっと「見なきゃなぁ?」と思ってたのだけど、
「マイルドにしぬ」の演出をお願いした入江雅人さんも絶賛してたので、
よーやく借りることに。

まだ第一シーズンの途中なのだけど、噂にたがわず面白い。
3話あたりから加速がついてきて、どんどんどーでもいい部分(褒め言葉)
が面白くなってきてる。
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ゾンビ対anan

「anan」の取材を受けてきた。

今更ながらにびっくりなのだけど、「anan」の取材はここ1年で2回目
だったりする。どーしたんだろうanan。どーゆー風の吹き回しか。
ananに載るようなスイートでキュートなことは何一つしてないのに。
なんか具合でも悪いのか、と心配になる。

今回声をかけていただいたのは、前回にお仕事した方とは別の編集さん。
しかし、事前にメールでやりとりをしている中で、
「ゾンビが大好き」「ヘルボーイ最高」「プロペラ犬も2回見ました」との
お言葉を聞き、これはなんとなく、ananの中にもananらしくない逆ananな
編集さんがいるのだなと思い、頭の中で勝手に
芋洗坂係長的なビジュアルの編集さんを想定して現場に向った。

で、行ってみた所、
出てきたのが香里奈的なビジュアルの20代の編集さんだった。
言うまでもなく女性だ。ananらしい、正ananともいうべき雰囲気。
少なからずびっくりした。
メールでやりとりしている間、完全に芋洗坂係長をイメージして書いてたのだから、
そりゃ驚く。
カレーだと思って口に運んだらカヌレだった、ぐらいのびっくりだ。

にしても、どーしてゾンビものが好きなのか気になった。
大体、20代の女性がゾンビ映画に触れる機会自体がもう最近無い。
30代中盤くらいの女性なら、例えばオーケンのファンから発展して
サブカル系・・・例えばゾンビ映画に興味を持って・・・っていうのも
ありえるのだけど。
話を聞いてみたところ、それまでは全くゾンビに興味が無かったのだけど、
5?6年前から急にゾンビ映画に目覚めたのだという。
5?6年前というと、「バイオハザード」が映画になったころで、
そこらへんがきっかけと聞き「なるほどなぁ」と思う。

今ではゾンビ映画からホラー映画全般に興味が移っているようで、
アレクサンドル・アジャの超ド級グロ&バイオレンスホラー「ヒルズ・ハブ・アイズ」
(内容故に日本での公開が危ぶまれた)の輸入DVD見たさに、
リージョンフリーのDVD機器をわざわざ買ったほどだとか。
そんな人がなぜananに。
「映画秘宝」でお勤めしたほうが良いのではないかと他人事ながらに
思うが、そんな人がananにもいるのだと思うと、少しこの世も捨てたもんじゃないか
と思う。なんつーか、スパイが紛れ込んでる感じだ。

取材自体は、その編集さんのおかげでとても楽しく終えることが出来た。
全くもってたいしたことは語れないけど、
私がananに出てなんか語っているという事実自体がコントとして成立している
気がするので、まあいいかと思う。

ちなみに、水野美紀も「マイルドにしぬ」でゾンビ役をやって以来、
ゾンビ映画のコメントがちょくちょく来るようになったらしい。
ゾンビの気持ちでコメントが出せる、現在日本で唯一の女優だろう。
これはこれでまた、知らない人から見たら「なぜ水野美紀が?」なんだろうけど。

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