プロペラ犬はこうしている

WOWWOWのドラマの撮影もひと段落した水野と、
第三回公演その他のプロペラ犬打ち合わせ。

ほぼぶっ通し、がっつり12時間近くかけて今年の内容やら構成やら
来年のいろいろやらについてあーだこーだ。
現時点ではまだ今年の演出の方と細かい話はしておらず、
その方に提示するための準備プロット(あらすじ、構成)みたいな感じか。

これは毎年そうなのだけど、うちの場合は毎年の演出家さんと細かい話を
する前に、水野に対して
「こういうことをやりたいんだけど」
というざっくりしたものを提示する。
そこで水野の意見もいろいろ聞くことで
自分の中でもやもやしていた問題点がくっきり浮かび上がったり、
逆に水野に対して
「これはこういうことなんだけど・・・」
と説明していく中で、新たなやり口が見つかったりする。

まあいわゆる「本打ち」に近いものなのだけど、
まだ脚本になる前の段階なので、
イメージと方向の刷り合わせという感じ。

こうやって話していくとよくわかるのだけど、
水野と私とでは、物(作品)の作り方の方向が全く違って面白い。
水野は、基本的には
「その作品が完成している状態」をビジュアルで明確に想像して、
そこにどう近づけるか、そう見えるにはどうするかを考えるようだ。
つまり、「できあがった状態=100」から想像して、足りないところを
埋めたり、いらないところを削ったり、と考える。
明確に想像できないものに対しては、疑問を抱く。

私は逆で、
「何もない状態=0から積み上げていき、あっちいったりこっちいったり
しながら、最終的にできあがったものがたまたま100になっていればいい」
みたいな考え方だ。
だから、文字で書いてるときは
「こんな無茶なこと書いてるけど、これ一体どーやって舞台でやるんだ?」
みたいにある意味無責任になっていることも多い。

たぶん、どこかでそういう無責任さをまとうことで、作家として自由でありたい
のかなぁと思う。
好き勝手に書いてる、という意味ではない。自分自身でも想像できない、
自分の手に余るものが自分の中から生まれて欲しい、という感じ。

逆に水野は、最終的に舞台の上で、お客様の目にさらされるわけで、
どこかで「確実に形にできる確かさ」みたいなものを自分の手にしておきたい
のかなぁと思う。

なんだかややこしいかな。例えてみよう。
車で言えば、私は設計者。水野はドライバー。
設計者にとっての「いい車」と、ドライバーにとっての「いい車」のイメージは当然違う、
みたいなことだろうか。たぶん。

こんなようなことを書いていると、さぞかしめんどくさい打ち合わせなのかな
と見えるかもしれないが、全然そんなことはない。
むしろものすごく有意義で、他のどの打ち合わせよりも面白い。刺激的だし。
私も水野も、ものを考えるのが根本的に好きで・・・まあ、たぶん、
二人ともマジメなんだと思う。
じゃなきゃわざわざ自分たちでこんなことしないし。

※     ※     ※     ※     ※     ※
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ananとか、水野美紀の写真集とか

私がこないだ取材を受けたananの最新号が発売された。

蒼井優さんが表紙で、今回のテーマは
「ラクに生きるにはこつがあります!
得する性格VS損する性格」。

んで、私はというと、
「得する女は切り返し上手!
ピンチを切り抜けるとっさの対応」

というページでいろいろ「何かしでかしてしまったときに、いかに
上手にその場を切り抜けるか」について語っております。
ananさんには本当に申し訳ないのだが、
そんなの私に聞かないでくださいよ。俺が一番知りたいよ!
と思いつつ、それでも日本中にいるであろう
「いらぬ一言を言ってしでかしてしまった人」
の気持ちはとてもとても良くわかるので、親身になって考えた。
他人事ではないのだ。ほんっっっとに。

たぶん、水野が見たら
「ふっ」
と鼻で笑われるに違いない。恥ずかしい。
一生懸命答えたのだから、勘弁してください。
そんなことを頭に置きつつ、読んでみると別の意味で笑えるページに
なっております。
よかったらご一読を。そして「お前が言うな!」と突っ込んでください。

そうそう、さっき、
いつも見てる映画の情報HP「バラエティ・ジャパン」
を覗いたら、水野の最新インタビューがアップされていた。

[
「踊る?」から「ミリーBB」について、
さらにプロペラ犬のことからバナナマンまで、
いろんなことを広く語っているので
水野に興味がある方は読んでいただけると良いかと。
簡潔ながら、過去、そして現在の水野のスタンスがよくわかるインタビューかと。
そして相変わらずバナナマンを絶賛、かと。

で、このインタビューの中で水野が語っていたのだけど、
実は水野、4月と5月に(ほぼ)セルフプロデュースの写真集とDVDを出すらしい。
「らしい」というのは、プロペラ犬とはまた違った別の動きだからで、
本人は相当楽しくやったみたいだ。

中身はインタビューのほうを読んでもらうとして、
まあ、写真集と言っても一筋縄ではいかないみたいだ。
プロペラ犬で骨身削ってふざけてる水野美紀を楽しんでいただけた方には
より一層楽しめるものになってるのではなかろうか。(予想)

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水野美紀がヌンチャクで!

辻本監督のブログを覗いたら、水野美紀主演作「ハード・リベンジ、ミリー」の
続編のタイトルとか、速報チラシとかがアップされていた。

タイトルは
「ハード・リベンジ、ミリー/ブラッディ・バトル」。
だそーです。
ちと長いんで、監督のお薦め通り「ミリーBB」と略しておきましょー。
で、速報チラシがこちら↓。

260e13bb.jpg

ご覧いただけるとおわかりのとおり、これ、海外公開用のもの。
んで、水野が構えてるのが、小さいんでわかりづらいんですが、
ヌンチャク
そー、「ミリーBB」にて、水野は(たぶん)初ヌンチャク!
欧米のアクション映画マニア大喜びではなかろーか。
私の記憶に間違いがなければ、奴らは日本刀とヌンチャクが大好物だ。
いい感じに70年代テイストなチラシのビジュアルも相まって、
喜ばれそうな気がする。

「ヌンチャクって何?」という方には、↓を見ていただきたい。
かのブルース・リーがヌンチャクを使って卓球をする、という驚異の映像。

これ、昨年末に公開された中国のノキア携帯のプロモーション映像。
これがリアルかフェイクかはどーでもいい。
ヌンチャクっていう武具のかっこ良さがむちゃくちゃ良く出ている映像だ。
発想が粋だよなぁ。
「まさか、いやでもブルース・リー師範ならできるはず」
という夢想を抱かせるあたりも含め、すんばらしい。

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ヒース・レジャー!!!

アカデミー賞が発表になった。

「おくりびと」とりましたねぇ。外国語映画賞。
いい映画だったもんなぁ。
こーゆー、原作物ではないオリジナル企画の作品が評価されて
ヒットするのは励みになる。

個人的にはやっぱりヒース・レジャーの助演男優賞につきる!
↓こちら、受賞セレモニー。

やってる仕事の成果からすればとって当然なんだけど。
てか、「助演」じゃなくて「主演」じゃないの?と思うんだけど。
「ダークナイト」はヒースとクリスチャン・ベイルのW主演でしょー。
「羊たちの沈黙」でレクター博士(アンソニー・ホプキンス)が主演扱いになるなら、
ジョーカーは堂々たる主演ですよ。違います?
とか言いたいとことはいろいろあるけど、まあとにかく良かった。

そーいえば、「ジャージマン」の演出の福原さんとよく
「ダークナイト」と「バットマン・リターンズ」のどっちが偉大か、という話になる。
福原さんとしては「ダークナイト」の凄さは充分認めた上で、
「でも、ダークナイトがやってることは、リターンズですでに表現されてることでしょ」
という意見。
うんうんうんうん、言ってることはよくわかります。
てか私的には「ダークナイト」も「リターンズ」も、両方同じくらい偉大、
ってことにしてほしいのだけど。甲乙つけらんないよ。

「ダークナイト」がアカデミー賞に絡み、世界で10億ドルを稼ぎ出し、
「アメコミ映画の歴史を塗り替えた」と評価されればされるほど、
一般的には「暗すぎる」「なにやってるの?」「息が詰まる」
と不評だった「リターンズ」への愛着も深まったりする。
そーゆーものなのです。

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アカデミー賞

アカデミー賞の発表が近い。
あさってかな?23日?の朝?日本では?うーむ、確かそのあたり。

今年は「ダークナイト」が作品賞にノミネートされてない時点で
「ありえない」としか言いようがない。ほんっと。

でもまあ、ヒース・レジャーが助演男優賞を獲ってくれたら、
それはそれで快挙であることは間違いない。
故人の受賞である、ということではない。
奇天烈なメイクの怪人を演じた役者の仕事が、一般にも評価されたという意味で。
しかも今回は「トロピック・サンダー」で黒人になりきった
ロバート・ダウニー・JRまでしっかりノミネートされている。

いい大人が顔になんか塗ってまで全身全霊込めて演じた
異常な馬鹿キャラ(もちろん褒め言葉)がこうして評価されるのはとても嬉しい。
馬鹿キャラは、ほんと、褒められてナンボだと思う。
褒められないと切ない。

「プロペラ犬」をやってても、一番嬉しいのは
水野が演じる馬鹿キャラ(ゾンビであったり、宝塚お化けであったり)が
人様から喜んでいただけたときだ。
「馬鹿だね?!」は最上級の褒め言葉だと認識しています。少なくとも私は。

あ、ちなみに「おばか」と「馬鹿」の間には、大きな差があると思っている。
もちろん、個人的には「馬鹿」のほうが遥かに崇高で潔い。
何がどー違うのか、一口には説明しがたいのだけど、
「馬鹿」には計算を超えた狂気が宿っているが、
「おばか」はただのキャッチフレーズに過ぎない。
そんな風に思う。

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「チェンジリング」

最近、見る映画見る映画が大当たり。

ダルデンヌ兄弟の「ロルナの祈り」に刺激を受け、
ジョニー・トー組の脚本家による初監督作「天使の眼、野獣の街」
テンション上がりまくり、
そして今日はイーストウッド御大の最新作「チェンジリング」を堪能した。

いやー、もはや今更私如きが褒めてもどーかと思うのだけど、
なんだろなー、この素晴らしさ。
「映画を見た!」っていう満腹感。脳が満腹なのだ。
イーストウッド大師匠、ごちそうさまでした。

お話は、1920年代にロスで起きたある事件が基になっている。
女手一つで息子を育ててきた女性。これがアンジェリーナ・ジョリー。
で、ある日、この一人息子が忽然と姿を消してしまう。
んで、当然ロス警察に捜索を頼むのだが、息子は見つからず・・・。
そして数ヵ月後、
「あなたのお子さん、見つかりましたよ!」
と言われて大喜びで迎えに行ってみたところ、そこにいたのは
どこの誰とも知らぬガキ。
「私の息子じゃないわよ!」そりゃ言います。
しかしロス警察も、そのガキも
「いやいやいや、あなた疲れてるんですよ。本物の息子さんです」
んなバカな!あたしの息子返してよ!

・・・・ってあたりまでが序章。
そっから先はただひたすらに「え?どうなるの?次どうなるの?」の世界。
イーストウッド演出は相変わらず丁寧かつ無駄がなく、必要なカットをきちんと
積み上げてサスペンスを盛り上げ、こちらの感情を手玉に取ってくれる。
おかげで2時間半、全くダレずに見ることが出来る。

それにしても、見てみるとわかるのだけど、
演出の切り口次第でブラックコメディにもホラーにもなる話だ。
キューブリックやコーエン兄弟だったらブラックコメディーにしたかもしれない。
トビー・フーパーやロブ・ゾンビならホラーにできる。

とにかく、それだけもともとの事実が不条理なのだ。
「んなバカな!」の連続で、イーストウッド御大には申し訳ないが、
途中、あまりといえばあまりの(警察との)押し問答に笑ってしまいそうになった。

あー、今書いてて思ったけど、モンティ・パイソンにそーゆー
ネタがあるよ!っていうぐらいの不毛な押し問答。
しかし事実。こわっ。
笑いと恐怖は表裏一体にある、ということを本当に思い知る、そんな話だ。

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ズレないでほしい

WBCのキャンプで、松中選手が「靴ずれで練習回避」というニュースを見た。
スパイクが合わなかったらしいのだが、
「そっか、野球選手だってズレるよな」と思いつつ、
「え、だって野球選手のスパイクって一足ウン十万の特注じゃないの?」
とも思いつつ。

そんなことを思いながら下北の街をぶらぶらしてたら、
自分が思いっきり靴ずれした。いたいよー。
どーも、靴下に穴が開いてるのに気づかずに履いてしまったようで。
痛いから歩くのおっせーおっせー。

家帰って靴脱いで見たら、靴が血だらけ。ズレすぎだよ!
もう少し頑張れ俺の皮膚!

さてさてプロペラ犬に関しては、
どうやら4月のナイロン100℃の公演(水野が客演いたします)
の頃に合わせて今年の公演の詳細がお知らせできそうな感じ。

できたら速報チラシをそこで披露したいと思っております。
ので、劇場に足を運ぶ方はお楽しみに。
もし万が一、仮チラシが入ってなかったら「あ、なんかあって何か遅れてるんだな」
と思って温かく見守ってください。

てことは逆算すると、3月中には速報チラシを作らないといけない。
まだ水野と何の話もしてないけど、またたぶん今年も水野と共に手作りだろうなぁ。
書いて切って貼って、またやらないとなぁ。

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R-1グランプリ

「R?1グランプリ」を見た。

関根さんや清水ミチコさんが審査員席にいてちょっと新鮮。

優勝は中山功太さん。
例年以上に芸風がバラエティに富んでいて全員楽しめたけど、
個人的には、バカリズムがむちゃくちゃ面白かった。

バカリズムって、大ざっぱに「シュール系」と括られてしまうのだけど、
今日のネタなんかを見てると、
実はとてもきちんと笑いの段取りを踏んでいる。
頭はあくまで緊張した空気を作ることに腐心して、
つかみの一発(北海道)はわかりやすく、
そこから後はお客さんの(次はこう来る、という)想像を半歩ずつ超えていき、
オチに持っていく。

お客さんに想像させる「間」を与えた上で、
きっちりそれを上回ってくれるから本当に気持ちいい。

発想自体はシュールなんだけど、
構成の仕方が本当に「笑いの教科書どおり」という感じで、
ほんとに参考になる。
構成が正しいんで、ネタを飛ばしていってもお客さんを
途中でふるいにかけないし。というか、構成が正しいからこそネタを飛ばせる。
「見やすいシュール」って、これむちゃくちゃ難しいんだけど、
さらっとクリアしているのがとてもカッコいい。勉強になりますわ。

あとやっぱ、演技がうまいと思うんだよなぁバカリズム。
バナナマンもそうだけど、どんなにいいホンを作っても、
ネタの奥行き(お客さんの想像力を膨らませられるか)は
ひとえに演技力にかかってるからなぁ。

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裏的なもの。

「バナナマンのさいしょの本」の表紙。
いやあれですよ、黄色いカバーではなく、そのカバーをぺろっと取った
後の、中身の表紙。
あれ気持ち悪くてすげー面白いんですけど。みんな見てるのかなー。
本買ったのに一生見ない人とかもいるんだろーなぁ。
気づいてよかった。
人生で笑い一個得した。

ちなみに、うちらの本「プロペラ犬の育て方」にも、カバーを取ると
全然違う本物の表紙がある。
買ってくださった方は、気づいてくれただろーか?
実は、水野、楠野ともどもこっちの写真のほうをカバーにしたかった。
編集者さんからNGを出され、たぶん無難なチョイスである
今の写真のほうをカバーにしたのだけど。

カバーの写真が「おもて」だとしたら、表紙のほうは「裏水野」。
本人に近いのはこっちです。お持ちの方は要確認を。

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「バナナマンのさいしょの本」を買った

「バナナマンのさいしょの本」を買った。

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バナナマンのラジオ「バナナムーン」から作られた本。
帰りに電車の中で読んでたら、面白くて一駅乗り過ごしてしまった。マジで。

主にお二人のトークで構成されてるんだけど、
まんまコントのネタのようにも見える。
ソーキの話(読んだらわかります。すげー笑った)なんか、特に。
設楽さんの書くネタによく出てくる
「無自覚にずれてる人」
のモデルはほとんど日村さんなのじゃなかろーか?
役柄的には設楽さんが演じるパターンのほうが多いけど。

本の中には「ジャージマン」でお世話になったマネージャーさんお二人も
ちらっと登場している。チーフの扇さん、現場の小山さん。

お二人は本当にいい方!!!
我々制作陣と一緒に稽古場の掃除に付き合ってくれたり、
普通そこまでしません、マネージャーさんは。
小山さんは大阪公演の物販でバナナマンのDVDが完売したのを知って
「やったぁ?」とぴょんぴょん飛び跳ねながら喜んでいた。
普通それもやらない、マネージャーさんは。

とか書きながら「イロモネア」を見てたら、今日はピン形式で、
設楽さんがピンで出てた。
いつもの形式よりもコントというかエチュード的な設定のせいか、
設楽さんの本領発揮!瞬殺の連発だった。
やっぱうめーわ。100万まであと一人だった。
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