2009.04.30
犬を身ごもった女
[ 「サボテニング」 ]
ただ今「サボテニング」の脚本執筆中。
と書くと、たいがいの演劇関係者にものすごく驚かれる。
「稽古開始が半年も後なのに!?」ということで。
結果、私がすごく勤勉でマジメな作家のような印象を与えるのだけど、
実態はちと違う。
いわゆる、完全な「プロデュース公演」(脚本も演出もキャストも、全てあちこちから
集めて行うもの)の場合、稽古の半年前に脚本が上がっていても不思議ではない。
「脚本を読んでから出るかどうか決めたい」というキャストがたくさんいるからだ。
キャストへのオファーを考えると、むしろ半年前だと遅いわけで。
うちの場合は、毎回演出を外部から招くという意味ではプロデュース公演なのだけど、
作家と主演女優が固定、さらに制作さんも一緒という意味では劇団のあり方に近い。
かといって、何作も仕事を重ねてきている「劇団」のような
「それぞれの手の内がわかっているので、脚本がぎりぎりまで粘れる」
というやり方はできない。
単純に、みんな不安になるからだ。どこにつれてかれるか分からない
ミステリーツアーみたいになる。しかも運転手が黒覆面の。無駄に怖い。
なのでせめて、ミステリー具合を減らすために、「旅のしおり」としての第一稿が
早めに必要になる。
なので、今から書いている。
もちろん、書いてる本人的にはしおり気分では無い。
どんな作家だってそうだと思うが、第一稿が最終稿だと思って書いている。
結果的に稽古や本打ちで変わっていくことがあるにせよ。
初めて子供を産むときに、
「よーし、この子はとりあえず7人兄弟の長男」
とか考えないでしょう。
一人ずつ一生懸命ひねり出して、一生懸命育てる。どんな不出来な子供でも。
弟や妹が必要かどうかはそのあとの話。
子供の話で思い出したが、
水野が「神様とその他の変種」の稽古中、プレッシャーで見た悪夢の中に
【峯村リエさんが6匹の犬を身ごもっている】
というのがあったらしい。
なぜ峯村さんが?なぜ犬?なぜ妊娠中から犬だとわかる?
等々、疑問だらけだが・・・はっ!今書いてて気づいたのだけど、
もしかして潜在意識に犬山さんの存在が?とかいうこと?
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