サボテンとバントライン

「ジャージマン」の演出、福原充則さんとブルースカイさんの
共同脚本&演出による舞台を見に行った。
高木珠里さんの一人芝居。
面白かった。いろいろ笑った。

高木さんを初めて見たのは、同じく福原さんの演出による
「マンションマンション」の舞台だった。
この舞台がすごく面白くて、プロペラ犬旗揚げに当たって
たいそう刺激になったのだった。
そーゆー意味では、福原さんの作品がプロペラ犬の始動に
遠方から影響を与えていたわけだ。

で、見に行って知ったのだけど、
実はこの10月、福原さん主宰の劇団【ピチチ5】は
初めて青山円形劇場で公演を打つ。
で、なんとその作品が、筋肉少女帯の曲「サボテンとバントライン」
の舞台化なのだ!

私がオーケンのオールナイトニッポンを担当したとき、
ちょうどこのシングルがリリースされたということもあって、
私としては「踊るダメ人間」と共に非常に思いいれのある曲だったりする。
しかも、これは控えめに言っても名曲だと思う。
歌詞は映画館がモチーフになっているのだけど、
少年~青年時代を暗い映画館で過ごしてきた私たちのような
人間には非常に刺さる。うっかりすると涙が出る。

で、福原さんに、
「なんでこの曲を?」と聞いてみたところ、
福原さんは中学生の頃にこの曲を、ラジオから・・・
まさに我々がやっていた「オールナイトニッポン」で聞いて、
その頃から
「いつかこの曲をモチーフにして作品を作りたい!」
と夢見ていたのだと言う。
もう20年近くも前だ。
福原さんにとっては念願の企画、ということになる。

そして、この話は私自身にとっても、とても感慨深いものだ。
私たちがやっていた番組を聴いてくれて、
しかもそこで流れていた曲を「いつか自分の手で・・・」
と夢見ていた創作者(福原さん)の作品に、
約20年後、私は全く意識しないまま出会い、
感銘を受けてプロペラ犬への原動力としたのだから。

もう少し手を加えれば、小粋な中編映画のプロットぐらいには
なりそうな、いい感じの話だ。
しかも間に入ってるのがドリカムとかユーミンではなく、
筋少というのが、なんかいい。

更に言ってしまうならば、
うちの今年の公演が「サボテニング」、
福原さんとこが「サボテンとバントライン」、って、
なんだろな、このサボテンリンク。
こーゆーのを「シンクロニシティ」って言うのだろーか?
全然話と関係ないけどポリスの「シンクロニシティ」貼っちゃおう。

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