「十三人の刺客」

ブログに映画のこと書くの久々の気がするな。
ツイッターはじめると、どーしてもそこで「見た映画について何か言いたい」
っていう欲求は消化できちゃうので、
なかなかこっちのほうにまでたどり着かない。

とはいうものの、これはブログを書きたいという気持ちにさせる映画。
「十三人の刺客」!!!
良かった!!!

たぶん三池監督作品の中では最も剛速球。
ある1シーン除いて笑いなし!照れも遊びもなし!
ひたすら「凄い活劇を作る」という部分に特化して、
後半はどちらかというと「チャンバラ」というより「戦争映画」である。
私は見ていて、「プライベートライアン」のクライマックスの市街戦を思い出した。
設定といい、戦法といい。
あの超ど級映画を引き合いに出しても恥ずかしくないぐらいの、
まあなんというか凄いことになっている。

願わくば、レイティングなんか気にしないPG18の
ゴア描写で見たいところでもあったけど、
やりすぎると描写が突出してどんどん「オモシロ味」が勝ってしまうので、
(ゴア描写というのはそーゆーもんです)
これぐらいで良かったのかな、という気も。
それでも東宝の全国公開作品としてはここ最近見なかったぐらいの
残虐描写ではある。
序盤、凄く凄く重要なあの女性のシーンをきっちり画で見せた
ことだけでも、最近の東宝では画期的。
あれあってこそ、のクライマックスの「○○○○○」だからなぁ。

あと、刺客一人ひとりの散り際に関して、容易に泣かせに走らないのも良かった。

男優だったら絶対やりたい映画だろうなぁ。
ここ最近、とにかく映画も「女性客を呼べること」が第一で、
こーゆー「男のための男の映画」って企画自体がなかなか成立しずらい
状況なのだけど、これはまごうことなき男の映画

こーゆーのが大ヒットしてくんないかなー、ホント。

「ワカチアウ」見学

ジェットラグプロデュース「ワカチアウ」の稽古のほうは、
どうやらホンを離しての第二段階に入ったようだ
↑こちらのブログ、稽古場写真もふんだんに載ってますのでよかったら。

次に稽古を見に行くのはもうちょい先になると思うけど、
挙式を目の前に控えている三浦力くん、
よくぞまあこのバタバタの中であんだけの台詞覚えられるもんだよなぁ。

自分で書いておいてなんだけど。

演出の杉田さんや演助の北見さんのツィートによれば、
今のところ順調に進んでるようだ。稽古。

こないだ...もう一週間ぐらい前かな?
稽古をチラッと覗きに行ったときは、
まだホンを手にして「台詞を返しながらディスカッション」という感じだった。
プロペラ犬ではまだ「稽古場にいるときは作家ではなく制作の人間」
というスタンスなので居方がわかる(それでも難しいけど)。

今回のように、完全に脚本家として、
自分のホンを皆が稽古してる場にいるのは難しい。

究極、ホンを渡したら一度も稽古場には行かないほうが良いんだろうなとは思う。
ただ単純に、私ゃ稽古が見たいのさ。
それが自分のホンでなくとも、一体どうやって一つのホンから
芝居が立ち上がっていくか、その過程をいくらでも見てみたい。
(可能ならばいろんな劇団の稽古を見学してみたいものだけど、
そうそう部外者が行ってもいい場所でもないわけで)

んなわけで、まあなんつーか、日本人ぽく
「間をとって」
たまーに見に行く、見に行って何か聞かれたら答えよう、
その場で協力できることは何でもしましょう、というスタンス。

それでもまだ映像の現場よりは3倍増しぐらいで存在意義がある。
映像の場合はホント、いても邪魔でしかない。
舞台の場合は「父兄参観に来た親」ぐらいの気持ちにはなれるが、
映像の場合はもう完全に「売られる子牛をただ見ているしかない」
ドナドナの気分である。
現場がどんなにうまく回っていようともそう見える。

ここらへん伝わってる気がしないが、まあいい。
それどこじゃない、書かなきゃいけないものがあるのだ。
と、いきなり終わる。

「ワカチアウ」稽古はじまる

ジェットラグプロデュース「ワカチアウ」の稽古が始まった。

稽古レポ的なことは演出の杉田さんのブログや、
演助の北見さんのツイッター
等々でちょくちょくアップされそうなので、そちらをぜひ。

長澤奈央さんのブログでは
ただ今の稽古の写真も。
今のところ、私の書いたホンをもとに皆さんがディスカッションをしながら
物語世界の掘り下げ作業を行っているらしい。
「らしい」というのは、稽古初日(+ホン読み)には顔を出したものの、
その後顔を出してないからで。

基本、これは映像であれ演劇であれ、ホンを書いた作家が現場にいても
何もやることない+いるとただ邪魔!ということが多いので
私はこうしてネットにて状況を知っている、という次第。

とはいうものの、
単純にどうやって稽古をしているのか勉強がてら見学してみたい
という気持ちもあって、もし可能であれば稽古場に出没する
お掃除おばさんに変装でもして、こっそり窓の外から眺めてみたい。
すげー俺への不平不満とか言われてて、
白目になるほど落ち込む可能性あるな。やっぱ無し。

ちなみに初日稽古+ホン読みの後には皆で近所のおすし屋さんへ。

日比さん(FROMシャンプーハット!)
に真面目にホンのことについて聞かれる。
書き上げたホンのことを言葉にするのは何か照れる。
自分の子供に関して
「お子さんはどのようにしてお作りになられたんですか?」
って聞かれるような感じ。
「いやいやいや、ねえ、そりゃまあ皆さんと一緒ですよハハハハ」
みたいな。子供いないけど。結婚もしてないけど。

しかし照れてる場合ではないので、
自分なりにここは共通認識として伝わってほしいな、という部分を
チラッとお話しする。

日比さんは今までプロペラ犬をご覧になったことはないそうで、
「楠野さんの書くものはプロペラ犬でもこーゆー感じなんですか?」
と聞かれて、返答に窮してしまった。
自分では何とも言えない、というのが正直なところ。
一人の人間が書くのだから一緒といえば一緒で、
でも当然筆致は違うのだけど、それが他人にどう見えているかを
うまく説明できない。

で、俺がもごもごしていたら、毎回うちを見てくださってる長澤奈央さんが
「プロペラ犬の感じ、あると思いますよ」
的なことを言っていた。
そう見えてるんだからそうなのだと思う。

実際、ここに書かれていることはプロペラ犬でやっても
おかしくないんじゃないかな、と思っていて...
これは書いてるときの「心持ち」の話なのだが、
「マイルドにしぬ」の旗揚げのもとになった第一稿
(これは世に出ていません、実際に上演されたものとも少し違います)
を書いてるときの気持ちに近かった。

まあとにかく、そんな感じで「ワカチアウ」は進んでいる。
たま?に稽古を見には行くので、そのときに写真でも撮って
アップします。

素パンではない

ジェットラグプロデュース「ワカチアウ」の稽古がそろそろ始まる。

ちなみにこちら、演出の杉田鮎味さんのブログ
脚本のことを誉めてくださってたのでありがたくも嬉しい。
ええ必要です細かい誉めあい!皆「誉め」でどれだけ頑張れるか。

さて。
今回は脚本として参加させていただいてるだけなので、
稽古場にもたまにしか行かない。
てことはどーゆーことかと言うと、顔を出すときには差し入れ的なものが
必要になるということだ。
必要になる、とゆーか
「持って行ったほうが、その場にいやすくなる感じがする」
という「持っていく側の精神衛生」上の問題。

これは映像の現場でもそうなのだけど、
作家って現場行ってもホントに知り合いいないし、
やることないし、
役者さんからは「何しに来たんだ」的な目で見られる(ような気がする)し、
居場所ないのだ。
映像に比べればまだ舞台のほうが居場所があるかもだけど。

稽古中の差し入れはカップラーメンかカップ味噌汁を大量に、
というのが最近の私のパターン。
箱買いではなく、いろんな種類を大量に。
ほとんどの役者さんは、芝居の稽古はマネージャーもつけずに来ている。
本当に稽古場の目の前にでもスーパーがあるならともかく、
稽古場での「食」というのはいつでもどこでもちょっとした問題で、
ほとんどの人が家から何か(お弁当的なもの)持ってきているのだ。

そんなときにもう一品、という感じの汁物か、
あるいはそれだけでも軽食となりうるカップラーメンは
非常に有用な物資になる。稽古場において。

あと「万が一稽古場で余っても本番の楽屋に持っていける」
というのもイイ。

そんなわけで今回もたぶんそんなようなものを持っていくと思う。

間違っても素パンではない。


「ワカチアウ」1日よりチケット発売

あけて今日、1日から脚本を書かせてもらった
ジェットラグプロデュース「ワカチアウ」のチケットが一般発売になります。

日程ほか、詳細はこちらにて。

ちなみに、脚本は決定稿ができたばっかで、キャスト陣にも配られた模様。
あくまで「傭兵」である脚本家としてはここでひと段落、なのだろうけど
精神的にはまだ全然ホッとできてない。
というか、たとえ多少ホッとしても「ホッとしてる感」をかもし出すと
必ず現場で激しい温度差に見舞われるので(これは映像でもそう)
平常心を保っている感じ。

プロペラ犬のときは(一応)主宰や制作的な仕事もあるので、
稽古場にいなくてはならないことが多いのだけど、
今回はさすがに稽古場べったりというわけでもない。
現場的に邪魔くさいし。作家がいても。
たまーに顔だしゃ充分なんだろうな。

皆さんが面白くしてくださることを信じつつ。
たまーに差し入れ、何にしようかな。
素パン...やめよう。水気のあるものを。

作家の端くれとしては、
プロペラ犬での数年間、
そして先日の特別公演「アウェーインザライフ」
を経て痛切に感じた自分という作家の至らない部分を見つめなおし、
一度全て精算する...というか
「また第一歩からはじめる」つもりでの今回の脚本、
という気持ちも強くて。

...重いな!
コメディーですよコメディー。形はね。

とは言いつつ、以前も書いたようにこの宣伝ビジュアルからは
ちとイメージ違うものになるかも。
長澤さんがブログで書かれているように
特に彼女には「今までにやったことのないキャラクター」という側面が強いかも。
自然とそうなっちゃっただけかも。
かもかもだらけで判然としませんが、見ていただければわかるかも。

ま、楽しんでもらえればそれで良しです。
よろしかったらお出でください。

ああ、入江さんの一人芝居のほかにも
明賢さんの「表現さわやか」とか
転球さん+木野さんの長塚圭史さんの芝居とか、
いろいろ迫ってきたなぁ。見る。